大阪・グリコ看板に並ぶ「巨大マツケン」!? 西日本初の「ツタヤ新業態」とは
大阪屈指の繁華街・道頓堀にある「TSUTAYA EBISUBASHI」(大阪市中央区)内に、12月20日、西日本初の「IP書店」がオープン。日本のエンタメを楽しめるグッズが揃い、『マツケンサンバ』の巨大サイネージやポップアップストアも登場する。 【写真】まぶしすぎる…マツケンの商品がずらり 「カルチュア・コンビニエンス・クラブ」(本社:東京都渋谷区)が手がける同店には、コミックをはじめ、アニメやVTuberのグッズなど、日本が世界に誇るIP(知的財産)エンタメが集結し、その半数以上が限定商品。今春、東京の「SHIBUYA TSUTAYA 」内に1号店が開業し、インバウンドに加え、10~20代の来客が増加したという。 2店舗目となる「大阪IP書店」の立地は、観光地・戎橋近くで多くの人が行き交う難波。外国人や若者など渋谷と似た客層が多いことから出店に至ったという。店内には大阪らしい「派手」な装飾を取り入れ、約30コンテンツのブースが並び、同社IP書店プロデューサー・栗俣力也氏は「ブースを作る際、東京では出てこなかった提灯を提案されることが多く、勢いのある街というお祭り感のあふれた店内になったのでは」と説明する。 開店記念として、煌びやかさが同店とマッチし、幅広い世代に人気の『マツケンサンバ』のポップアップが登場する。大阪土産でおなじみのパインアメとコラボした「オ~レ!マツケンアメ」(864円)など7種の限定商品ほか、ハッピや団扇が当たる「マツ籤(くじ)」(1回770円)企画も。店頭サイネージには約5分ごとに巨大マツケンの告知動画が流れるので、戎橋の象徴・グリコ看板と見くらべるのも楽しそうだ(開催は1月13日まで)。 また、人気VTuber・ぽこピーとコラボしたたこ焼き屋台風コーナーやオリジナルの提灯が飾られた「TOブックス」のポップアップなど、売場自体が祭のようなフォトスポットに。大阪限定商品もそろい、ゲーム実況&音楽制作集団・M.S.S Projectのたこ焼きやビリケンのデザインが愛らしいアクスタ(1320円)、『ボンバーガール』のキャラにちなんだ「パイにゃんアメ」(864円)などご当地ものにも注目したい。 今後は配信イベントなども企画中といい、栗俣力也氏は「扱うジャンルは二次元を中心にしつつ、アニメ好きからも支持されるマツケンのように二次元と相性のいい三次元も取り入れています。各ポップアップは最長でも2カ月ぐらいの予定なので、どんどん新しいIPに出合える場になれば」と呼びかける。 場所は「TSUTAYA EBISUBASHI」地下1階、営業は朝10時~夜10時。12月20日~22日は整理券入場を実施。各ポップアップストアは開催期間が異なるため、詳細は公式サイトにて確認を。 取材・文・写真/塩屋薫