<屋比久知奈>30歳、「モアナと伝説の海2」で19歳になったモアナの成長を自然体で表現 オススメのキャラクターは?
今作でモアナは16歳から19歳に成長している。「この3年ってすごく多感な時期だし、(人生にとって)大きいじゃないですか。見た目はそう変わらないんですけれど、どこか大人びたモアナがそこにいて。妹のシメアに対する声の掛け方、声のトーン、村の人たちや両親との関係性を見て、モアナが3年間、どんな生活を送ってきたのか想像できるように描かれていました」と表現する。
声を収録するときは「何の違和感もなく、3年後の世界に入っていけた」という。
「私自身、7年たって、自分では気づかなかったけれど、歌ってるときに低い音が出るようになったり、少し大人になっていたりしていて。今回、吹き替えるときには、作り込まずに、とにかく真っすぐにモアナというキャラクターを演じれば、7年の経験で得たものが自然と良い形で出るんじゃないかなと、何も余計なものは乗せないでそぎ落としてやってみました」と自然体で臨んだという。
モアナ以外のキャラクターは想像を超えていた。「海が舞台で、マウイがいてというのは想像していたんですが、今回新しい仲間が増えて、(ニワトリの)ヘイヘイだけじゃなく、(ブタの)プアも一緒に冒険に出るっていうのはうれしいサプライズでした」と語る。
中でも注目のキャラクターはココナッツの海賊「カカモラ」だという。「前作ですごく印象に残ったカカモラがまた出てくるのは、とてもうれしかったです。今回、結構カカモラが冒険の中で関わってくるので、注目してほしいです。私は“カカモラ、いいじゃん!”ってなりました(笑)」と話す。
◇7年間で磨かれた美声 保つ秘訣は?
屋比久さんといえば、スカウトされたときは“発掘されたダイヤの原石”といわれ、その後、ミュージカル作品に多数出演し、7年間で磨かれた美声を今作で響かせている。美声を保つ秘訣(ひけつ)を尋ねた。
「最近は以前よりあまり神経質になりすぎないようにしています。自分が思ってるよりも大丈夫だということが分かったので。ちょっとクールダウンさせつつ、アメをなめて乾燥させないようにするとかは変わらず続けていて。ああ疲れてるなと思ったときには、保湿させつつ、ちょっと油分を多めにとってみたり、ナシやリンゴが喉にいいと聞いたら食べたり。あとはよく寝ること。喉が疲れたら睡眠をとるようにしています」