「チ。 ―地球の運動について―」初回は1、2話連続放送 小西克幸、中村悠一ら出演決定 主題歌はサカナクション
魚豊(うおと)氏の漫画をテレビアニメ化する「チ。 ―地球の運動について―」が10月5日から放送されることが決まり、初回放送は1、2話を連続放送することが明らかになった。さらに、「サカナクション」の楽曲「怪獣」がオープニング主題歌に決まり、同曲の一部を収めたPVが公開。メインスタッフや、追加キャストの小西克幸、中村悠一、仁見紗綾の出演も発表された。 第26回手塚治虫文化賞のマンガ大賞ほか数々の賞を受賞した原作漫画は、15世紀のヨーロッパを舞台に、禁じられた真理だった地動説を証明することに信念と命をかけ、その信念をつないでいく者たちの物語がつづられる。アニメでは、神童ラファウを坂本真綾、異端審査官ノヴァクを津田健次郎、謎の学者フベルトを速水奨が演じる。 メインスタッフは、清水健一監督をはじめ、シリーズ構成を入江信吾、キャラクターデザインを筱雅律、音楽を牛尾憲輔、音響監督を小泉紀介が務める。既に発表されている通り、アニメーション制作はマッドハウスが担当する。 追加キャストは、空を見ることを恐れている代闘士・オクジーを小西克幸が演じ、教会の規律に従うことなく純粋に「知」を追求した結果、眼を焼かれて田舎村へ左遷された修道士・バデーニを中村が担当。さらに、天文研究助手のヨレンタを仁見が担う。 PVは、「サカナクション」のオープニング主題歌「怪獣」と「ヨルシカ」によるエンディングテーマに乗せて、地動説の可能性とその美しさに魅入られた神童ラファウが、その証明に命がけで挑む様子が壮大に描かれる。この世の秩序を守るためなら何でもする異端審査官ノヴァクの存在を強く感じながらも、己の信念を曲げずに「地」「知」「血」の先にある真理を追い求めるラファウ。映像後半には、ラファウのように“信念を受け継ぎ、この世の真理に立ち向かう者たち”の姿が映し出される。 「チ。 ―地球の運動について―」は、NHK総合テレビで10月5日午後11時45分から放送開始。初回は1、2話連続放送(※放送予定は変更となる場合がある)。Netflixでの世界配信、ABEMAでの無料配信も決定している。 追加キャストのコメントは以下の通り。 【小西克幸(オクジー役)】 1.原作・台本を読んだ時の感想 地動説というものを命をかけて研究する姿に感銘を受けたのを覚えています。覚悟、情熱に魂が震えました。言葉でうまく伝えられませんが、自分の中にこんなに情熱を注げるものがあるかなって考えましたね。あと想いのバトンってすごいですね。 2.オクジーについて けっこうネガティブよりな性格なのかなと思っています。その彼が色んな人、地動説と触れ合ったときにどのような化学反応が起こるのか成長するのかしないのか。僕はオクジーという人間が好きです。 3.ファンに向けて一言 僕の大好きな「チ。」がアニメになります!そしてオクジー役で出演させて頂きます!! やったー! ぜひ皆さんその目でその耳で「チ。」の世界を堪能して下さい。 そして、次にバトンを受け渡して下さいね。 【中村悠一(バデーニ役)】 1.原作・台本を読んだ時の感想 今は当然のようにある知識を持たざる者達が、当時どう気付き考え、その行動に後悔を持たずに生きられたのか…。 想像しか出来なかったような昔の出来事が、鮮明に見られているような感覚に陥りました。 2.バデーニについて 自信家のように見えるのですが、演じていくうちにそれだけではない人物なのかな? と感じてくるようになりました。自信があるから行動してるのではなく、やはりここまでに登場したどの人物とも同じで、何かの運命を自身に感じたのかも…。真相は私には分かりませんが、少しづつ絶妙に変化していくバデーニを演じるのは面白かったです。 3.ファンに向けて一言 壮大な話です。ですが、人が知的好奇心のまま行動をする力というのは本当に凄まじいと思わされる作品です。とにかく、見て下さい! 【仁見紗綾(ヨレンタ役)】 1.原作・台本を読んだ時の感想 キャラクターたちが対峙する「感動」や「熱」があまりに大きく、じっくりと時間をかけて読み進めました。 一人一人の感情が生々しく伝わってきて、どんどん積み重ねられていき、息苦しいほどの胸の重みと共に作品の魅力に引き込まれました。 2.ヨレンタについて 私が当たり前だと思っていたことが彼女にとってどれだけ特別なことなのか、様々なことを想像しました。 想像すればするほど彼女が感じている痛みや喜びがより強烈になり、毎回のアフレコは挑むような気持ちで臨ませていただきました。 3.ファンに向けて一言 ヨレンタを演じさせていただきます。仁見紗綾です。 多くの方に愛されている作品の一部になれることがいまだに信じられません。 命がけで生きる彼女の感動が、皆様の心に繋がりますように。 どうぞよろしくお願いいたします。