【速報】飛行中断の「カイロス」2号機 約3分7秒で飛行中断 スペースワン「原因究明し、打ち上げに再挑戦したい」「ノズルの駆動制御に異常、飛行経路がズレた」
岸本和歌山県知事「少し残念だが、一歩前進二歩前進。ぜひ次のチャレンジを」
和歌山県の岸本周平知事は「衛星を軌道に乗せるミッションが達成されなかったという意味では、少し残念ですが、かなり進歩した。一歩前進二歩前進ぐらいの感じで、今日は和歌山県にとりまして記念すべき日になったと考えています。相当進んでいると思います。スペースワン社は3月に1号機が失敗して、わずか9カ月で2号機の打ち上げまでいたりました。青空に向かってロケットが飛んでいる姿を見て感動いたしました。ぜひ次のチャレンジをしていただきたいと思います。この会見の前に、豊田社長から連絡をいただきまして、今回の飛行中断の原因究明とそれに対する対策本部を作ったと聞きましたので、スペースワン社は原因究明をして対策を立てて3号機の打ち上げを近い将来、楽しみにお待ちしております」などと話しました。 そのうえで岸本知事は「これは負け惜しみではありませんが、民間で初めて衛星を軌道に乗せるということについては和歌山県の子どもたちに非常に良い教育効果をもたらしていただいていると思っています。これで5回うまくいかなかった。失敗して延期になっても大人たちが何度も挑戦する。人生はうまくいかない、でも、めげずに大人たちが挑戦する姿を見ている子どもたちへの教育的効果は非常に良いと思っています」などと話しました。