「怒らずに笑い飛ばして」鹿児島市で認知症の講演会&シンポジウム
南日本放送
きょう9月21日は「世界アルツハイマーデー」です。認知症への理解を深めようと講演会とシンポジウムが開かれました。 講演会では、専門医が認知症は病気ではなく脳の認知機能の低下と日常や社会生活に支障をきたす状態だと説明し、接する際は本人がどう思っているかや何が問題なのかを知ることが大切などと話しました。 またシンポジウムでは県の認知症応援大使で、認知症の診断を受けた鹿児島市の長田徳太郎さんが妻とともに登壇しました。 (県認知症応援大使 長田徳太郎さん)「失敗は忘れ、注意されることが多くなるとむなしくなります。何で出来ないんだ。何でこんなふうに言われるんだと思い、しんどくなることもあります。迷惑をかけても失敗したと自分で気付くのが少なくなってしまいましたが、とにかく怒らず笑い飛ばしてほしいと思っています」 また妻の祐里華さんは夫と接する際に大切にしていることを話しました。 (妻 祐里華さん)「一緒に泣き笑いしてくれる家族がいてくれる。近くの友達も一緒に泣き笑いしてくれる。とんちんかんなエピソードを一緒に笑ってくれるという時間があることで、機嫌よくいられるようにしている」
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