職場の忘年会に「部下が来てくれない」人は要注意…「嫌われる上司」の特徴・ワースト1
近年、「会社の忘年会に行きたくない」若手が増えているという。 「時間外労働」「残業代が出ない」「気遣いが面倒」…など、様々な声が聞かれる。 しかし一方で、面倒な雑務の代名詞である「ビジネス上の食事会」や「幹事の業務」に、 「前向きに取り組まないと置いていかれる」と考えている若手社員が増えていることもまた事実。 新刊『ビジネス会食完全攻略マニュアル』は、そういった若手社員に支持されている一冊だ。“広告代理店卒・アルコールに弱い(1,2杯が限界)・非体育会系の著者”が、最大28会食/月を乗り越えて身につけた「食事会での実践的な振る舞い」を紹介した本書。 会食・社内飲み会・送別会・歓迎会など、古今東西すべての食事会で今日から使える本書。 今回はその著者yuuu氏と『雑用は上司の隣でやりなさい』の最短出世中・現役メガバンカーのたこす氏に聞いた、「若手と飲み会に行った時に注意すべきこと」を紹介する――。(構成=ダイヤモンド社・榛村光哲) ● 「職場の忘年会」に部下は来てくれますか? 12月も半ばに差し掛かり、夜の街は仕事終わりのビジネスパーソンでごった返すようになってきた。特に、今日は職場の忘年会だった、今週末は忘年会があると言う人も多いのではないだろうか。 「職場の忘年会」は、楽しみにしている人もいれば、「正直全く楽しみではないと言う人もいるだろう。 主に部下や同僚が職場の忘年会を避けたがる代表的な原因として挙げられるのは「嫌いな上司が忘年会にいる」だろう。 皆さんはこの部下にとって「嫌いな上司」になってしまっていないだろうか。今回はそのために注意すべきことを紹介していきたい。 ● 「部下に説教」をしてはいけない 特に嫌われる上司の特徴として挙げられるのが、「お酒が入ると部下に説教をするタイプ」の上司だ。 今どきそんな上司はいないと信じたいところではあるが、これが実は結構いるのである。 かつて著者であるyuuu自身もこの経験をした。広告代理店に勤めていた頃のことだ。職場の忘年会の後、上司1人と自分の同僚3人との計5人で終電過ぎまで飲んでいた時、急に上司が私に説教を始めた。そしてあろうことか、それが朝4時まで続いたのだ。私はもちろんのこと、私の同僚3人もどのような顔していいのかわからず、ずっとうつむいていた事は、今も記憶に残っている。 仕事に関する熱い思いがあること自体は良いことだ。部下に指導をするのも、上司としては義務を果たしていると言える。 しかし、そういった業務に関する指導は、日常業務の平場で行うのが原則だ。そもそもビジネスと飲み会は切り離して考えたいものであるし、何より、「酒の力を借りないと指導ができない上司」は、なんとも頼りなく思えるものである。 飲み会で語るのは仕事への熱い思いに留めよう。実際の指導は飲み会でしないに越したことはない。 (本記事は、『ビジネス会食完全攻略マニュアル』の著者yuuu氏とたこす氏の対談の内容から、一部を編集・加筆したものです)
yuuu(ユウ)