辺野古新基地建設、本部港塩川地区のベルトコンベヤー使用を再開 沖縄
【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設を巡り、建設に使う土砂を搬出する本部港塩川地区で17日、船に土砂を積むためのベルトコンベヤーの使用が再開された。同地区からの土砂搬出は6月に名護市安和で発生した死傷事故を受けて中止していたが、沖縄防衛局は2日に作業を再開していた。 【写真】デニー知事、オスプレイは「永久に使用停止を」 ワシントン駐在に情報収集を指示
同地区で新基地建設への抗議活動を行う市民らによると、ベルトコンベヤーは午前10時ごろから動き始め、ほぼ同時刻に土砂を積んだダンプが港内に入った。同港の使用中止前はベルトコンベヤーを使用する際、前日までに準備作業を終えていることが多かったが、今日は午前7時半ごろから作業が始まったという。市民の1人は「計画性がない」と驚きを口にした。 同港のベルトコンベヤーは県が管理している。県は6月の死傷事故の原因が究明され、国が安全対策を講じるまでの間は「普天間飛行場代替施設建設事業に関連する設備使用を中止すること」という条件付きで、11月28日に12月分の使用許可を出していた。抗議活動に参加した70代の男性は「安全対策が取られているとは思えない。ベルトコンベヤーを使うのはおかしい」と憤った。
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