「13年前の福島第一原発事故の影響とみられる」野生キノコ『コウタケ』から「基準値の約6倍」放射性セシウム検出 県が出荷自粛を要請 宮城・川崎町
10月、宮城県川崎町でとれた野生のキノコ「コウタケ」から基準値を上回る放射性セシウムが検出され県は、30日付けで川崎町や生産者に対し出荷自粛を要請しました。 【写真を見る】「13年前の福島第一原発事故の影響とみられる」野生キノコ『コウタケ』から「基準値の約6倍」放射性セシウム検出 県が出荷自粛を要請 宮城・川崎町 県によりますと、10月25日に国が実施した買い上げ調査の結果、村田町の直売所で販売されていた野生のキノコ「コウタケ」から国の基準を上回る放射性セシウムが検出されました。 このコウタケは、川崎町の山林で個人が採取したもので、乾燥保存していた残りのコウタケを調べたところ国の基準値1キロ100ベクレルを上回る最大580ベクレルの放射性セシウムが検出されました。 このため県は、川崎町でとれた野生キノコの出荷を自粛するよう町や生産者、流通関係者などに要請しました。 県は「13年前の福島第一原発事故の影響とみられる」と説明しています。県内では仙台市でとれる野生キノコについて2014年9月から村田町でとれる野生キノコについて2016年9月から出荷制限が続いています。このため川崎町の野生キノコについても近く出荷制限がかけられる可能性が高くなっています。
東北放送