【福岡ボート(サマータイム)一般】齊藤仁 息子のデビューで発奮
<26日・福岡ボート・(強風のため初日が中止)> 親子鷹として気持ちを新たにしている。22日にボートレーサー養成所で第134期生の修了記念競走が行われ、チャンプ決定戦には今節出場している齊藤仁(46)=東京=の愛息である廉の名前もあった。「心配なこともあるけどうれしいですね」。父、そして頼れる先輩として、ともに歩みを進めるつもりだ。 東京支部ながら、妻の地元である福岡を気に入り、結婚後すぐに福岡に移住。息子の廉は福岡生まれ福岡育ちであるがゆえに、当然ながら福岡支部としてデビューすることが決まっている。ただ、自らの支部移籍はないと言う。「僕は好き勝手にやってきたんでね(笑)。子供は福岡育ちなんで福岡支部が当然だと思う。僕はもういまさら変えなくていいかな」 とはいえ、長らく住んでいることもあり、福岡はもう第二の地元。当地に対する思いもひとしおで、当地を走る際は気持ちも違う。「福岡の水面は昔から好きですしね。今は地元のつもりで走っています」 手にしたエンジンは支部の先輩であり、親子鷹としての先輩でもある石渡鉄兵から引き継いだ50号機。「石渡さんの後なんで(伸び型で)回転不足かなと思ったけど、そこまで悪くない。まずはペラをしっかりやります」。デビューする息子の道しるべになるべく、〝地元〟で八面六臂(ろっぴ)の活躍を見せる。(森 大輔)