【MLB】オリオールズが控え捕手を確保 ゲーリー・サンチェスと1年850万ドルで合意 通算184本塁打の32歳
タイラー・オニールと3年契約で合意したことが報じられているオリオールズだが、さらなる補強に動いたようだ。日本時間12月8日、「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者が報じたところによると、オリオールズはブリュワーズからFAとなっていたゲーリー・サンチェスと1年契約を結ぶことで合意。年俸は850万ドルと報じられている。オリオールズは正捕手アドリー・ラッチマンを支える2番手捕手に不安を抱えており、実績十分のサンチェスがその座に収まることになりそうだ。 2024年シーズンの主要アワード受賞者まとめ 現在32歳のサンチェスはヤンキース時代に強打の捕手として活躍。2度のシーズン30本塁打を達成するなど、打撃型の捕手として知られていた。2022年以降はツインズ、メッツ、パドレスと移籍を繰り返しており、今季はブリュワーズで89試合に出場して打率.220、11本塁打、37打点、OPS.699を記録。メジャー10年間で通算184本塁打を放っている。 オリオールズはラッチマンが不動の正捕手として君臨。マイナーにはサミュエル・バサヨというトップ・プロスペクトがいるものの、現時点でロースターの40人枠内に捕手がラッチマン、レネ・ピント、ブレイク・ハントしかおらず、「実績のある2番手捕手」が不在となっていた。バサヨは早ければ2025年シーズン中にメジャーデビューする可能性があり、サンチェスはバサヨ昇格までの「つなぎ役」としてうってつけの存在と言える。 なお、オリオールズは指名打者のレギュラー格が左打者のライアン・オハーンのため、サンチェスは「対左投手用の指名打者」として起用される可能性もある。今季の11本塁打中7本塁打は左腕から放っており、2番手捕手としてだけでなく、オハーンと併用するプラトーン要員としてもオリオールズにフィットする存在だ。来季からオリオール・パーク・アット・カムデンヤーズの左翼側は現在よりも少し狭くなるため、アーチ量産も期待される。