『光る君へ』竜星涼、隆家役で完走「これが最終回までいると味わえる楽しさ」
大河ドラマ『光る君へ』(毎週日曜 後8:00 NHK総合ほか)キャストの撮影現場からのコメントを届ける「君かたり」が、同局の公式サイト内で更新された。今回は、藤原隆家を演じた竜星涼の声を紹介する。 【濃厚ラブシーン】吉高由里子に柄本佑が覆いかぶさって… ――藤原隆家として過ごした時間 主演の吉高さんだったり、柄本さんだったりっていうのが、とてもナチュラルな自然で空気感で時代劇だけど、現代劇をやっているようなそういうとても入りやすい空気感を常につくってくださったおかげで、やているほうも思いきりできたといいますか、結果的にずっと柄本さんとのシーンで終わるのかなと思いきや、最後には吉高さんと一緒に芝居ができて。 「これが最終回までいると味わえる、いろんな人とお芝居がともにできる楽しさなのかな」っていうのもちょっと思ったりして、携われてよかったなっていう気持ちでいっぱいですかね。何より隆家が最後まで自分の正義を貫けたっていうのが、そういうところを見せられたっていうのが、僕としてはとても満足いったといいますか、よかったのかなと思いますね。 ――『光る君へ』の藤原隆家について 今までふつふつとしていたものを最後、太宰府で指揮を取りながらかなえていくみたいな。それは本人自身も「これだ!」という気持ちでやっていたと思うし、目の前にあることに一生懸命だったと思うんですけれど。で、内裏に戻ってきたら「やっぱり俺の居場所はここじゃないな」って言って、自分から返上しちゃうっていうね。そこがすごく隆家らしいというかね。そういうシーンが最後の最後まで描き切れたというのは、やっぱりこういう長い作品だからこそなのかなと、やっぱり自分でも思いますもんね。 最初に弓をパーンってやったときのあの表情の隆家とはちょっと違う。もう大人になった隆家っていうのをこの長い期間で見せることができたのかなというふうに思いますね。もちろんそれはやっぱり兄とかいろんな人の死だったりとか、いろんなことを経験したからこそなのかなと思います。