「心配する明白な理由がある」ドジャース専門メディアが厳しい指摘!不安視された山本由伸の“懸念点”とは?
今オフにオリックスからポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指してきた山本由伸はドジャースと12年総額3億2500万ドル(当時のレートで約471億2500万円)の契約を結び、名門球団への加入が決まった。右腕には各球団が獲得に乗り出したが、大谷翔平、ムーキー・ベッツらを擁するスター軍団への入団が決まった。 【動画】まさにエースだ! 山本由伸の阪神戦の快投シーンをチェック MLBで1球も投げていない右腕に提示されたメジャー史上最高額での契約は異例だが、球団がNPBで圧倒的な成績をマークした山本に大きな期待を寄せていることがわかる。 しかし、現地ではメジャー1年目を迎える山本の懸念点も指摘されている。ドジャース専門メディア『Dodgers Way』は「ドジャースがヨシノブ・ヤマモトを心配する明白な理由が1つある」と題して記事を配信し、右腕について言及した。 山本について同メディアは「ドジャースが2023年の締めくくりとしてヨシノブ・ヤマモトを獲得したことは、紛れもない成功だった。日本で最も支配的な投手であり、NPBでは信じられないような数字を残した」と記載。山本のNPBでの実績を高く評価したが、「NPBは最もエリートな海外リーグであるが、日本の野球とアメリカの野球にはいくつかの違いがある」と指摘した。 同メディアは懸念点の1つ目に日米のボールの違いを挙げた。「日本ではボールが小さく、スピンに有利なグリップが異なるため、必然的にアメリカへ渡った日本人投手のアプローチやメカニックが変化する。ヤマモトは昨年のWBCでMLB規格の野球ボールを使用し、メジャーリーグのタレントと対戦したが、7回1/3を投げて防御率2.45の成績でメジャーリーグでの成功を保証するものとは受け取れない」とし、MLBのボールに適応できるかどうかを課題に挙げた。 さらに、同メディアは日程の違いについても言及。「MLBとは対照的に、日本の投手は週に1度しか先発登板しない。ドジャース移籍1年目のヤマモトは、少ない休養日で多くの仕事をこなすことになる」と指摘した。現地ではドジャースが中5日でのローテーションを採用すると報じられているが、日本と異なる間隔での登板に対応することができるだろうか。 日本のエース・山本由伸はルーキーイヤーの今年、どんなパフォーマンスを披露してくれるのか。日米のファンから注目を大きな注目が集まりそうだ。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]