【高校サッカー選手権】MF篠塚伶音が2発!静岡学園が3-0で危なげなく準決勝進出
11月4日、第103回令和6年度全国高等学校サッカー選手権大会静岡県大会の決勝トーナメント準々決勝3試合が裾野市運動公園陸上競技場で行われた。 【フォトギャラリー】 静岡学園 vs 清水桜が丘 10時30分キックオフの第1試合。2大会連続の全国出場を狙う静岡学園と清水桜が丘が対戦。試合は静岡学園が3-0で勝ち、ベスト4進出を決めた。 前半24分、左サイドDF18土田拓(3年)の折り返しのパスにMF24篠塚伶音(2年)が決め先制。 続く後半5分、MF11原星也(3年)の横パスを受けたMF24篠塚がミドルシュートを叩き込んで2点目。さらに同22分、左サイドMF11原のパスを受けたFW12佐々木雄基(2年)が左足で決め、チーム3点目をあげた。 一矢報いたい清水桜が丘は同30分過ぎから猛攻を仕掛け、あと一歩まで迫ったものの、人数をかけた静岡学園DF陣に阻まれ、ゴールを揺らすことはできなかった。 「流れの良い時間帯で点を取る、ピンチの時間帯で防ぐ。これはサッカーで一番大事なところ」と静岡学園・川口修監督が話した通りの試合展開。細かいミス。決定機を決めきれないシーンはあったが「試合の流れはよかったです」と高く評価。さらにチームが目指す、どの相手でも3得点・失点ゼロの目標も達成された。 2得点の活躍のMF24篠塚。今夏のインターハイあたりからレギュラーをつかんだ。特長はボランチ、インサイドハーフ、両サイドバックと複数のポジションをこなせる幅の広さ。川口監督は「(篠塚は)献身性があり、ポジション取り、読みに賢さがあります。課題は決定力。ゴール前の質。点も取れれば最高。きょうは2点、決めてくれました。課題の部分を表現してくれました。また守備ができ、つなぎ役もできるユーティリティ性がある選手です」と明かした。 トーナメント初戦の日大三島戦に続き、先制点をあげたMF24篠塚は「点が取れていなかったなか、この2試合、自分のゴールでチームを助けられてよかったです」と話すとともに「まずは1戦、1戦勝って、全国にいきたいです」と9日に行われる準決勝の飛龍戦を見据えた。 (文・写真=佐藤亮太)