震度5弱以上の地震が6回発生 有感地震は400回以上、ナゼ? 北海道震度5弱で東日本広範囲で揺れ観測「異常震域」か
■5月「震度5弱以上」の地震が6回――気象庁会見では「偶然」 過去にも短期間に震度5クラス相次ぐ
先月5日、石川県で震度6強の地震があったほか、千葉県でも震度5強の揺れを観測するなど全国各地で地震が相次ぎました。震度5弱以上の地震はあわせて6回、震度1以上の体に感じる地震は約400回ありました。気象庁の会見では、これだけひと月の間に地震が集中しておきたことについては「偶然」としています。 これまでにも短期間に強い地震が相次いだケースがあります。 ▼それは2015年5月から6月です。 5月13日に宮城県沖を震源とする地震で、震度5強、小笠原諸島西方沖の深さ682キロという、深いところでおきたマグニチュード8.1の巨大地震では、神奈川県や小笠原村で震度5強の強い揺れとなりました。この約1か月の間には、震度5強が2回、震度5弱が3回発生、有感地震は約180回ありました。
2017年6月後半から7月にかけても、強い地震が相次ぎました。6月20日に豊後水道を震源とする地震で震度5強となったほか、長野県や鹿児島湾を震源とする地震でも震度5強を観測しています。この約1か月の間には、震度5強が3回、震度5弱が2回発生、有感地震は約250回ありました。
■震度5クラスの揺れ――歩行困難に、落下物のおそれも
気象庁の震度階級関連解説表による「震度5強」とは―― ▼物につかまらないと歩くことが難しい ▼棚にある食器類や書棚の本で、落ちるものが多くなる。テレビが台から落ちることがある。固定していない家具が倒れることがある 「震度5弱」とは―― ▼電灯などのつり下げ物は激しく揺れ、棚にある食器類、書棚の本が落ちることがある ▼まれに窓ガラスが割れて落ちることがある いずれも落下物などでケガをする可能性もあります。地震が相次いでおきていますが、家具の固定など地震対策を引き続きお願いします。