「ますだおかだ」増田英彦が共演した桂ざこばさん追悼 「若手の頃に厳しくて怖い師匠も見て…」
12日にぜん息のため、自宅で亡くなった上方落語家の桂ざこばさん(享年76)の訃報に、年に1回、旅の特番で共演していた漫才コンビ「ますだおかだ」の増田英彦が同日、読売テレビのレギュラー番組「かんさい情報ネット ten.」の生放送で、ざこばさんを悼んだ。 ますだおかだの2人は、大阪・カンテレで2014年にスタートした年末恒例特番「とらぶる?トラベル!」で、「師」と仰ぐざこばさんとともに1年の疲れを癒やす旅に出るバラエティーのロケ収録を行ってきた。 増田は、他局の番組ながら「VTRを見てもすごく実感がなくて。(自分たちが)若手の頃に、厳しくて怖い師匠も見て、最近、病気されてからの穏やかな…昔から優しかったんですけど、もっと穏やかになった師匠も見てこられた」としみじみ。 最近は落語の高座以外は、テレビは同番組だけだったという。昨年のロケでも「じゃあまた、来年お会いしましょう」と話していたといい「今年の年末も普通にその番組ができると思った。先月、ご家族の方にお会いした時に、師匠もお元気で。今年の年末にその旅がなかった時に、実感するのかな…」と寂しそう。 18年の「とらぶる?」では香川のパワースポット・金刀比羅宮を訪れ、ざこばさんは、こんぴら名物の石段かごを利用したが「自分で上るのもしんどいけど、自分と年齢の近い人にカゴを担いでもらうのは、かえってツライ。それやったら、自分でしんどい方がまだええわ」と語った。 また、20年放送では「恩返したい人」について、「嫁はんですね。過去に(脳梗塞など)病気をしたときに、もうダメかと思ったけど、こんなにしゃべれるようになったのは、嫁はんや周りの人のおかげです」と感謝した。
報知新聞社