『FNS歌謡祭』東方神起×中島健人、KIM CHAEWON×アイナ……音楽特番、日韓コラボに集まる注目
KIM CHAEWON×アイナ・ジ・エンドコラボにも集まる注目
LE SSERAFIMのKIM CHAEWONとアイナ・ジ・エンドは、宇多田ヒカルの楽曲「First Love」でコラボ。アイナ・ジ・エンドは2019年にBiSHとして「First Love」のカバーステージを披露したことがあり、またKIM CHAEWONも2022年12月24日にYouTubeで「First Love」カバー歌唱動画を公開していた。 LE SSERAFIMとしては、今年春に行われた米最大級の音楽フェス『Coachella Valley Music and Arts Festival』に出演したKIM CHAEWONと、所属事務所 WACKの海外公演『WACK in the U.K.』でヨーロッパに初進出したアイナ・ジ・エンド。まさに“国を越えて活躍する”2人のコラボは一見異色にも思える。しかし、KIM CHAEWONがアイナ・ジ・エンドについて、「お会いしたことはなかったが、声がとても魅力的で素敵なアーティストの方だなと思っていた」と印象を語ったように、KIM CHAEWONの透明感ある歌声と、それに丁寧にハモるディテールを見せつつも個性を見失わないアイナ・ジ・エンドのハスキーで味のある歌声、2人の真逆の声のエッセンスが光るコラボになったのではないだろうか。アイナ・ジ・エンドは冒頭、KIM CHAEWONについて「会いたかったので本当に夢みたい」と話していたが、歌唱を終えてすぐに両腕を広げ、互いを称えるように笑顔で抱擁を交わした2人の姿には、人と人を繋げ得る共通言語としての音楽の力を感じることができた。 7月6日放送の『THE MUSIC DAY 2024』(日本テレビ系)では、NewJeans HANNIが松田聖子の「青い珊瑚礁」を、HYEINが竹内まりやの「プラスティック・ラブ」をソロパフォーマンスするほか、Snow Manの渡辺翔太とTOMORROW X TOGETHERのHUENINGKAIが優里の「ベテルギウス」をコラボカバーすることも予告されており、日韓アーティストの交流は引き続き熱量を増していきそうだ。今後のエンタメの可能性を広げる鍵は、互いの文化への理解とリスペクト、そして共生にこそあるのかもしれない。
風間珠妃