中国の資産運用会社、香港でビットコインスポットETFを申請、ステーブルコインにも関心：報道

中国の大手資産運用会社であるハーベスト・グローバル・インベストメンツ（Harvest Global Investments）は、香港の証券先物委員会（SFC）にスポットビットコイン上場投資信託（ETF）を申請し、同市のステーブルコイン・サンドボックスに関して規制当局と協議しているという。テンセント・ニュース（Tencent News）とブルームバーグ（Bloomberg）が別々に報じた。 ハーベスト・グローバルはコメントの要請に応じなかった。SFCはコメントを拒否した。 香港の規制当局は2023年12月、アメリカでビットコインのスポットETFが承認されてから2週間も経たないうちに、暗号資産ETFの申請を検討する用意があると発表した。 香港企業のベンチャー・スマート・フィナンシャル・ホールディングス（Venture Smart Financial Holdings）もまた、スポットビットコインETFの申請を行うとしており、第1四半期中に取引を開始したいと考えていると1月初めにブルームバーグが報じた。 ベンチャー・スマート・フィナンシャルは、ハーベストとRDテクノロジー（RD Technologies）とともに、香港金融管理局（HKMA）と計画中のステーブルコインのサンドボックスについて協議していると報じられた事業体の1つでもあるとブルームバーグはこの問題に詳しい人物のコメントを引用して報じている。 「サンドボックスは、香港で法定通貨参照ステーブルコイン（FRS）を発行することに関心を持ち、合理的な計画を持つ発行者を対象としている」とHKMAの広報担当者は電子メールで述べた。「HKMAはサンドボックスの開始に向けて準備を進めており、関連する詳細については追って発表する予定だ」。 HKMAは、米CoinDeskのコメント要請に対し、すぐには回答しなかった。 香港の規制当局は、ライセンス制度を通じてステーブルコイン発行者を監督する提案を公表し、2月末までフィードバックを求めている。 ｜翻訳：CoinDesk JAPAN｜編集：井上俊彦｜画像：Shutterstock｜原文：Hong Kong Gets Spot-Bitcoin ETF Application, Stablecoin Interest From China’s Harvest Global: Reports