【プレイバック‘93】「合同結婚式→妊娠」芸能界を追われた桜田淳子 極秘新婚生活中のマタニティ姿
10年前、20年前、30年前に『FRIDAY』は何を報じていたのか。当時話題になったトピックをいまふたたび振り返る【プレイバック・フライデー】。今回は30年前の’93年11月26日号掲載の「撮った!桜田淳子『妊娠マタニティ姿』の潜伏生活」をお届けする。 【こ、これが…あの?】統一教会の合同結婚式での桜田淳子「美しきウェディングドレス」姿‼ ’80年代から霊感商法が社会問題となり、たびたびメディアで取り上げられていた旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合。当時の記事中では統一教会と表記)。中でも世間に衝撃をあたえたのは、’92年に山崎浩子や桜田淳子らの芸能人が信者であることを告白し、8月にソウルで行われた合同結婚式に参加したことだった。その後、翌’93年4月に山崎が脱会を宣言した一方で、芸能界から追われ、ひっそりと姿を消していた桜田の姿を本誌は発見したのだ。 ◆プレイバック!世間の目から逃れて…生まれ育った町での極秘生活 市内を歩くとある女性(上写真)。ダブダブの上着に同じくダブッとしたズボン。帽子を深々と被った姿はなんとも”奇妙”。逆に周囲から浮いてるようでもある。おまけにアヒル歩きで足元が覚束ない。よく見てみればプックリと膨れたお腹のあたり。どうやら妊婦さんに違いなさそうだ。でもこの一風変わったマタニティ・ルックの御婦人、なぜか人とすれ違う度に、必ずスッとうつむくのである。それもそのはず、彼女こそ、あの桜田淳子さん(当時35)なのだから。人目につくわけにはいかないのだろう。 昨年8月、日本中を騒がせた統一教会の合同結婚式で、淳子さんが会社役員のAさん(当時37)と結ばれたのはご存じの通り。今年1月から、二人は福井県敦賀市のマンションで新婚生活を送っていた。昨年11月に離婚の噂が流れたり、今年6月には妊娠の噂と、マスコミに追い回されていた桜田夫妻だったが、このところ敦賀で彼女を見たという話も聞かず、どうしているのやらと思っていたら……。Aさんと暮らしていた敦賀市からはるか遠く離れた秋田市内で、妊婦姿の淳子さんは目撃されたのである。秋田といえば、もちろん彼女が生まれ育った地。母親(当時65)をはじめ兄姉も住む町である。その生まれ故郷で、淳子さんは人目を避けてひっそりと暮らしていた。 桜田が身を寄せていたのは、旧統一教会へ入信するきっかけともなった姉の家だった。当時は周辺の住民に聞いても全く目撃談がなかったほど桜田は人目を忍んで暮らしていたようだ。 本誌がそんな彼女を目撃したのは、11月のとある日曜日の午前中のことだった。姉夫婦と3人の子供たちが車に乗り込んで外出するときに、最後に身を隠すように車に乗り込んだのが桜田だったのだ。桜田と姉夫婦一家が訪れたのは5~6㎞離れた場所にある体育館やトラックなどもある公園だった。一家がランニングや体操をしているそばで、妊娠中の桜田は楽しそうにその様子をカメラに収めるなどして過ごしていた。だが、汗ばむほどの陽気の中でも彼女は上着も脱がず、帽子もずっと被ったままだった──。 結婚後、桜田は3人の子供に恵まれた。’06年には沈黙を破りエッセイ集『アイスルジュンバン』(集英社)を出版、出産、育児、近所づきあいなど、姿を消していた14年間の生活について綴っている。芸能活動への復帰にも意欲はあるようだ。’17年には都内で行われた音楽イベントにゲスト出演し、歌声を披露、’18年には『桜田淳子プロジェクト』のHPを立ち上げて35年ぶりのアルバム『マイ・アイドロジー』を発表している。 しかし、未だに旧統一教会の信者である彼女が芸能活動をすることには批判の声が多い。実際に’17年、’18年と彼女が活動しようとした際には、全国霊感商法対策弁護士連絡会が反対声明を出している。信者である限り”広告塔”のイメージはついて回るのだ。結果、復帰についてはその後は何も動いていないようだ。 安倍元首相の銃撃事件をきっかけに、旧統一教会問題は再びクローズアップされ、現在旧統一教会の解散命令も審議されている。このことについて今、彼女は何を思うのだろうか。
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