T・ヘルナンデスの“FA市場価値”さらに高まるか 「驚きはない」QOを拒否…ソト獲得失敗の球団が「シフトチェンジ」の可能性も
ドジャースからFAになっているテオスカー・ヘルナンデスが現地時間11月19日(日本時間20日)、クオリファイング・オファー(QO)を拒否したと海外記者が報じ、その後、大リーグ選手会が正式に発表した。 【動画】優勝セレモニーで涙!T・ヘルナンデスが大観衆の声援に感極まる 全米野球記者協会所属のフランシス・ロメロ記者は自身のXで「驚きはない。情報筋によると、テオスカー・ヘルナンデス外野手はドジャースのクオリファイング・オファーを拒否した」と伝えていた。 T・ヘルナンデスは今季、154試合に出場して打率.272、33本塁打、99打点と活躍し、市場価値は確実に上がっている。複数年契約を望んでいて、QOの年俸2105万ドル(約32億円)は拒否すると見られていた。ただ、QOを拒否しても、ドジャースと契約することは可能で、ドジャース側はもしもT・ヘルナンデスが他球団に移籍した場合はドラフト指名権を得られることになる。 また、今オフのFA市場で最大の目玉とされるファン・ソトの獲得に失敗した球団が、T・ヘルナンデス獲得に「シフトチェンジ」する可能性がある。ソトの動向次第で市場価値もさらに高まるというわけだ。 ドジャース残留を強く望んでいたT・ヘルナンデス。地区シリーズでも打率.333、2本塁打を記録し、ワールドシリーズでは打率.350、OPS.931をマーク。勝負強い打撃で世界一に貢献しただけに、来季の残留を望んでいるファンも多い。 果たしてT・ヘルナンデスは来季ドジャースのユニフォームを着ているのか。もしくはライバルチームに移ってしまうのか。今後の行方に注目が集まる。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]