川崎・小林“感謝弾”で勝ち点1 退任発表の鬼木監督へ「残りの試合でも結果で見せられれば」
「明治安田J1、川崎1-1G大阪」(18日、Uvanceとどろきスタジアム) 鬼木達監督(50)の今季限りでの退任が発表された川崎は、G大阪と1-1で、横浜Mは新潟と0-0で、ともに引き分けた。2位神戸はFC東京に0-2で敗れて連勝が6でストップし、勝ち点は64のまま。勝ち点65で首位の広島は19日に湘南と顔を合わせる。 【写真】相手選手との激しい競り合い 高い打点でヘッドを決める小林 鬼木監督の今季限りでの退任が発表されて初の試合。ともに黄金期を支えたFW小林のゴールで執念の勝ち点1を得た。 試合前にサポーターからの鬼木コールも鳴り響いた一戦も、前半7分に先制点を奪われる苦しい展開。それでも指揮官は「勢いのところでメッセージとして強いものになる」と、後半23分に小林、MF家長、遠野、山内と一気に4人を投入した。 そして後半36分に小林が頭で押し込んで同点。鬼木監督の退任発表に際して「自分の中で力が入らなかった。今日も自分が出て大丈夫かな、という感じだった」と明かしたが指揮官への感謝の思いをゴールで表現した。 試合後には「やっぱり悠が決めてくれたな」と声をかけた鬼木監督。勝利は得られなかったが、小林は「残りの試合でも結果で見せられれば」と、恩師との残り公式戦9試合へ強い意気込みを示した。