【高校サッカー】矢板中央が岡山学芸館下す 多彩な攻撃スタイルに変身成功
第103回全国高校サッカー選手権の1回戦(29日、フクアリ)で、矢板中央(栃木)が岡山学芸館(岡山)を2―1で下し、2回戦進出を決めた。 過去4度、ベスト4に進出している矢板中央と、2022年大会王者の岡山学芸館との一戦は、前半は0―0で折り返した。 後半17分に矢板中央のMF平野巧(2年)が相手DFをドリブルで突破し、右足でミドルシュートを決めて先制。同37分にFW堀内凰希(3年)が追加点を決めた。試合終了間際に岡山学芸館のFW香西健心(3年)にFKを決められたものの、リードを守り切った。 先制弾を決めた平野は試合後に「2年生というのもあるし、思い切ってやるのを目標にしてゴールまで目指していたので、それを実践できて良かった。今年は全然ゴールを決められていなくてそこも課題だったので、決められて良かった」と充実した表情を浮かべた。 矢板中央の高橋健二監督(54)は「今までの矢板中央は守ってカウンター(のスタイル)だったけど、今年はドリブルとか多彩な攻撃でいこうと。守備と攻撃をミックスしたチームを作っている。近年でベスト4が4回あって、どうしても決勝の舞台に立てていない。1つずつ勝って、新しい歴史を作りたい」と語った。 矢板中央は31日の2回戦で、第2試合の西目(秋田)VS日章学園(宮崎)の勝者と対戦する。
東スポWEB