彫刻や絵画「直接手で触れ魅力知って」 大分県立美術館で企画展、障害者の作品も
彫刻や絵画を直接手で触れて楽しめる、おおいた障がい者芸術文化支援センターの企画展「手から始まるアドベンチャー」が30日、大分市寿町の県立美術館で始まった。11月9日まで。入場無料。 実際に触って質感や制作者の思いなどを感じることができる約160点が並ぶ。県内在住の障害者による約100点も展示し、一部は触れることができる。 6~9日の午後1~4時には、豊後大野市朝地町出身の彫刻家、朝倉文夫の作品も登場する。 同センター長の横山勝也さん(65)は「手を通じて作品の美しさや温かみなどの魅力を知ってほしい」と話した。 県内の福祉施設などから寄せられた作品を展示する「第29回ときめき作品展」も10日まで同時開催する。県と県障害者社会参加推進協議会の主催。約500点の中から、来場者の投票で絵画など各6部門ごとに優れた作品「ときめき大賞」を決める。