【突撃取材】逮捕前に社長が語ったことは 「いまやると炎上」「謝罪に行くほどじゃない」知床
STVニュース北海道
桂田精一容疑者は事故後に開いた記者会見以降、公の場での発言から逃れてきました。 事故の責任について、桂田容疑者はどのように感じていたのか? これまでの取材を通してみると、責任転嫁しようとするかのような姿勢が透けていました。 (桂田精一容疑者)「当社の船舶のクルーズの中で大変な事故を起こしてしまい、亡くなられた被害者の方々、および捜索中の被害者の方に対して大変申し訳ございませんでした」 事故から4日後に開いた記者会見。 (桂田精一容疑者)「捜索中の被害者の方々が一日も早く見つかることを心からお祈りするとともに、当社としては捜索中の被害者の方々の捜索するために、できる限りを尽くしていく所在でございます。私ができる限りのことをやってあげたい。それしか私には考えることができないと思いました」 土下座を繰り返し、乗客家族への謝罪や今後の対応について、出来る限りのことをするとしていました。 しかし… (記者)「遺族への謝罪はないんですか?」 記者会見以降の桂田容疑者に、誠意ある対応は見られませんでした。 メディアの取材からも逃げ続け、STVがコメントを求めたときも…
(桂田精一容疑者)「言ってあげたいんだけど、本当にいまやると炎上…収拾がつかなくなるので。26名様いらっしゃるので」 (記者)「桂田さんの話が聞きたい」 (桂田精一容疑者)「それを言うと、とんでもないことになってしまう。被害者の方が今は言わないでくれと言っていることを、私が言っちゃうことは許されないでしょう?」 桂田容疑者からの直接の謝罪を求める乗客家族の声については… (記者)「謝罪してほしいという家族がいるが謝罪の予定は?」 (桂田精一容疑者)「もちろんです」 (記者)「気持ちはある?」 (桂田精一容疑者)「本当は全員の方に行こうかと思ったんですが、基本的には来てほしくないという方がいらっしゃって。謝りに来てほしいという声は聞くが、じゃあそれでその方のために、例えば全員のところに行くかというと、そこまでではない」