4月の国内フェリー旅客数6.1%減 韓国沈没事故が影響か
国土交通省が5日に発表した国土交通月例経済で、4月の国内長距離フェリーの全旅客数は16万6482人で、前年の同じ月と比べ、6.1%減少していた。4月16日に韓国で大勢の高校生を乗せたフェリーが沈没する大事故が起き、国内でも大きく報じ続けられたことから、フェリーを敬遠した人が増えた可能性がある。 同省の公表資料によると、少なくともさかのぼれる2013年3月までの13か月で、6.1%の落ち込みは最も大きい。今年4月は消費税率の引き上げもあり、その影響も考えられるものの、4月の長距離フェリーのトラック換算輸送台数は、前年同月よりも逆に2.6%増えており、旅客数の減少が際立っている。 国内の長距離フェリー航路は11航路で39隻、航路距離は8420キロ(2010年4月1日現在)。