2Lターボをミッドに搭載するスーパーGRヤリスを発表!TOYOTA GAZOO Racingが魅せる「種まき」と「果実」、そして新たなる「収穫」の行方
原点としてのニュルブルクリンクとランクルの未来図を展示
今回、TGRはダイハツ工業株式会社とともに出展場所を北ホールに移動。TGRとマスタ―ドライバーのモリゾウこと会長の豊田の原点となる「ニュルブルクリンクでのクルマづくり」をメインテーマに、車両やパーツなどを展示しています。 展示される歴代のニュルブルクリンク24時間 耐久レース参戦車両は、ニュルブルクリンクで訓練車両として使われた「Toyota Supra」をはじめ、2007年に初めてニュル24時間レースに参戦したTOYOTA ALTEZZA 109号車など。現在のTGRにつながるモータースポーツを通して熟成される「クルマづくり」の原点であり、理想に向けて種をまいた時代の取り組みが垣間見えます。 新たな取り組みと言えば、これまでトヨタ車体株式会社より出展していたカスタム情報発信基地「ランクルBASE」が、今回はTGRブース内に構えられました。これは、2025年2月1日から、ランドクルーザー専門店としての「ランクルBASE」が、トヨタ自動車株式会社を事業主体として生まれ変わるためです。 新しい体制のもと、オリジナルパーツやグッズの企画販売、お客様が集うコミュニティ、イベントなど、ユーザーの声を反映した様々なサービスや企画を展開。 ランドクルーザーを、長く・安心して・楽しく乗り続けたい、という熱狂的ファンを支える「基地」として活動の幅を広げていくようです。
愛車とのながーいお付き合いを支える取り組みが加速
スポーツカー好きとして注目したいのが、GR86ソフトウェアアップグレードという新サービスでしょう。 2024年に実施された一部改良では、GR86を用いて参戦を継続している様々なモータースポーツからの学びを反映。レースという極限の環境でクルマを鍛えるプロドライバーからのフィードバックを生かして、「GRらしい走りの味」に磨きをかけました。 その際にスロットル特性の変更(MT)、ダウンシフト操作時における許容領域の拡大(AT)などの改良を実施しています。そうした、アクセルレスポンス向上や素早いシフトダウンを可能にするなどの進化した走りを、一部改良前からのユーザー向にも楽しんでもらいたい、というのが「ソフトウェアアップグレード“GR86 PERFORMANCE SOFTWARE for MT”/ “GR86PERFORMANCE SOFTWARE for AT”」です。 アップグレードソフトは2025年春からGRGarageで販売。対象は2021年10月~2024年7月までに生産されたGR86となります。 もうひとつ、「思い出の詰まった愛車に乗り続けたい」というクルマ好きの想いに応える「GRヘリテージパーツプロジェクト」が、さらに対応車種を広げていきます。既に廃版となってしまった補給部品を復刻し、純正部品として再販売する取り組みは、2025年に70/80スープラ、AE86、ランクル40など7車種25品目の発売を予定。その一部が会場にて展示されます。 こうした、愛車の進化をサポートし続ける取り組みは、SDGs的な視点からも、これからますます重要になっていくことでしょう。
Webモーターマガジン編集部