愛工大の中村優斗投手

　２４日に行われるプロ野球ドラフト会議では、中部地区ゆかりの高校生、大学生、社会人の有力選手が吉報を待っている。 　指名上位候補に名を連ねているのは最速１６０キロ右腕の愛工大・中村優斗投手（２１）。今年３月に行われた欧州代表との強化試合で野球日本代表「侍ジャパン」のトップチームに選出され、注目を浴び続けた。社会人・西濃運輸の吉田聖弥投手（２２）は今夏の都市対抗東海地区予選で４試合に登板して、２７イニングで防御率０・００。本大会でもチームを４強に導き評価を上げた。 　高校生は豊川（愛知）のモイセエフ・ニキータ外野手（１７）の指名が有力視される。今春センバツで反発を抑えた新基準バット第１号本塁打を放ったインパクトは大きく、将来性のある左の長距離砲として評判。金沢（石川）の斎藤大翔内野手（１７）は甲子園出場経験こそないが、遠投１２０メートル、５０メートル走６秒と高い身体能力を持つ遊撃手として注目されている。 　大学生では、中日・高橋宏と中京大中京高（愛知）でバッテリーを組んだ早大の印出太一捕手（２２）、東邦高（愛知）出身で２年春のセンバツで１学年上の中日・石川昂らと全国制覇した早大・吉納翼外野手（２２）らが指名候補に挙がる。社会人はともに捕手のＮＴＴ東日本・野口泰司（２３）、日本生命・石伊雄太（２４）が名を連ねる。