異例の秋季キャンプ参加を収穫に 来季からソフトバンクに入団予定の25歳捕手、名前のよく似た戦国武将を上回る知名度を目指す
◆ソフトバンク秋季キャンプ(6日、筑後) ソフトバンクに育成ドラフト3位で指名された大友宗捕手(25)=茨城アストロプラネッツ=が入団前に一足早く球団の練習に参加した。ソフトバンクのチームウエア姿で汗を流し「新鮮で、身が引き締まる思い。しっかりやっていきたい」と決意を新たにした。 ■大ナタ22選手に…ドラ1右腕ら戦力外【一覧】 大阪府出身の大友は身長181センチ、86キロ。京都・鳥羽高から帝京大、日本通運を経て茨城でプレー。強肩、強打の大型キャッチャーとして期待されている。異例のキャンプ参加の経緯について、球団によると、大友は茨城のシーズン終了後も体を動かしていたが、練習場所の確保が難しいことから、茨城や日本野球機構(NPB)などの承諾を経たうえでソフトバンクから参加を打診したという。 この日は、野球系ユーチューブで活躍し、秋季キャンプに「キャッチングコーディネーター」として参加している緑川大陸さんにキャッチングの指導を受けた。「もともと緑川さんの考え方が好きで、直接会って話ができたのはすごく刺激的だった」と笑顔で振り返った。打撃練習にも取り組み「大きなグラウンドで、体を大きく使うことは久しぶりだった」とも話した。 九州にゆかりがある戦国武将の大友宗麟と名前が似ている。「『大友宗』の名前のインパクトが強くなるぐらい頑張りたい」と強調。「(呼び名は)宗でも宗麟でも呼んでください」と笑った。練習には7日まで参加する予定。「来年26歳になるので、1年1年が勝負だと思っている。チームの雰囲気を感じながら、いろんな方としっかりコミュニケーションを取っていきたい」と語った。(浜口妙華) 【#OTTOホークス情報】
西日本新聞社