結婚式の費用負担でカップルギクシャク…4人に3人が親から援助
平均費用総額は343万円
リクルートが企画・運営する結婚情報誌「ゼクシィ」がこのほど発表した「ゼクシィ結婚トレンド調査2024」によると、結婚式、披露宴、ウェディングパーティーの招待客の人数は平均52人で、平均費用総額は343万9000円。ご祝儀の平均総額は205万6000円で、カップルの自己負担総額の平均は161万3000円となっています。 また、費用面で「親や親族から援助があった」と答えた人は74.2%で、4人に3人が援助を受けたことが分かりました。親や親族から受けた援助のうち、結婚式、披露宴、ウェディングパーティーに使った金額の平均は168万6000円で、前年の調査から4万9000円増加しました。 「ゼクシィ」統括編集長の森奈織子さんは、「結婚式の内容に関しては、定番やしきたりにとらわれず、2人の価値観に合った自由なやり方にすればいいと考える人たちが増えています。費用はかかっても、やってよかったと思えるのが結婚式というイベントです。選択肢が広がっている分、迷いも大きくなっているのかもしれませんが、自分たちの大切な人と過ごせる機会として見直されているのかもしれません」と話しています。 親や親族の援助の割合は年々高まる傾向にあるそうです。援助する側、援助される側の双方が予算をにらみつつ、2人の新たな門出にはどんなスタイルがふさわしいのかをじっくり考えたいものです。 (読売新聞メディア局 永原香代子)