成田、国に新ターミナル構想報告 貨物施設整備も
成田空港の今後の在り方に関する有識者会議の検討結果がまとまり、成田国際空港会社(NAA)の田村明比古社長は3日、国土交通省を訪れ平岡成哲航空局長に報告書を提出した。3カ所に分散する旅客ターミナルを一つにまとめて新設し、2030年代前半の供用開始を目指す構想が柱。 報告書では、国内屈指の貿易拠点としての地位をさらに高めるための新たな貨物施設や、ターミナル再編に伴う新駅の整備も掲げられた。いずれも30年代前半には供用を始めたいとしている。 田村社長は、平岡局長との非公開でのやりとりを終えた後、報道陣の取材に「実現に向けて、関係機関との議論を深めたい」と述べた。