センバツ交流試合 3年間の集大成を 中京大中京が練習公開 /愛知
新型コロナウイルスの感染拡大で中止になった「第92回選抜高校野球大会」に代わる「センバツ交流試合」に出場する中京大中京高(名古屋市昭和区)野球部は15日、練習を報道陣に公開した。 【動画】センバツ出場校、秋季大会熱闘の軌跡 新型コロナの影響で同校は4月11日から練習を休止し、分散登校が始まった6月1日から再開している。感染防止対策としてこれまで報道陣の取材を受けてこなかったが、同校でこの日から一斉登校が始まったことに合わせて練習を公開した。 ブルペンでは投手が捕手に向かって勢いよくボールを投げ、グラウンドでは他の選手たちが監督や部長から指導を受けながら守備練習に励んだ。3年の印出太一主将(18)は、ここまでを振り返り「自粛期間で基礎的な練習に重点を置くことができた」と説明。センバツ交流試合に向け「甲子園でプレーできることは素直にうれしい。3年生は3年間苦しい練習に耐えてきた。集大成として思い切ったプレーをしたい」と誓った。 センバツ交流試合は、春のセンバツ出場が決まっていた32校の試合機会を設けるため、8月10~12日、同15~17日の計6日間、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で実施。32校が1試合ずつ計16試合戦う。高橋源一郎監督(40)は「32校だけ試合できるのは責任が伴う。しっかり準備して臨みたい」と話した。【ガン・クリスティーナ】