ルヴァン杯6得点の新潟FW長倉幹樹、“フォア・ザ・チーム”の姿勢で決勝へ「得点が自分だったらラッキーくらいの感覚」
アルビレックス新潟は1日、ルヴァンカップ決勝の名古屋グランパス戦に向け、会場の国立競技場で公式練習を実施した。 長倉幹樹は今大会ここまで6得点をマークし、得点ランキングではトップに立つ。中でも圧巻だったのは、プライムラウンド準々決勝第1戦のFC町田ゼルビア戦。1試合4得点という離れ業をやってのけ、新潟の決勝進出に大きく貢献した。国立での公式練習を終え、長倉は「(緊張は)今は全くない。(気分の高まりは)ありますけど、それをいい方向に向けられるようにしたい」と平常心で話してくれた。 長倉は順天堂大学を卒業後の2022年、関東サッカーリーグ1部の東京ユナイテッドFCに加入。同年8月にJ2のザスパ群馬へ引き抜かれ、さらにその1年後にはJ1の新潟へ。ステップアップを繰り返し、ついに明日は国立のピッチでプレーする。「下からでもここまで来れるという証明になっていると思う」と話す長倉。その価値をさらに高めるためにも、明日は「優勝だけを見て頑張りたい」と意気込む。 新潟にタイトルをもたらすゴール、そして決勝戦のMVP獲得にも期待がかかるが「得点を取れば勝ちにつながると思いますけど、自分だったらラッキーだなくらいの感覚。チームとして勝ちたい」と“フォア・ザ・チーム”の構えで決勝に臨む姿勢を示した。 名古屋対新潟のルヴァンカップ決勝は、明日2日(土)国立競技場にて13時5分キックオフ。試合の模様はフジテレビ系列で全国生中継される。 取材・文=三島大輔(サッカーキング編集部)
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