名古屋・栄のホストクラブを検査 未払い金立て替えの実態把握へ
客の女性に高額請求し、借金を負わせ売春などをさせる悪質ホストクラブが問題となる中、愛知労働局は15日、愛知県警と合同で約120店舗がある名古屋市栄地区で立ち入り検査を始めた。客の未払い金をホスト個人に立て替えさせる賃金体系の横行が背景にあるとみて実態を調べる。 労働局によると、多くの店舗で未回収の売掛金をホストの給料から天引きする労働基準法違反が行われ、客に売春を強いるなどの悪質営業の一因となっているという。 違反店舗への行政指導や適正経営への啓発を行う。延べ約120人体制で年内は続ける。