藤ヶ谷太輔×奈緒W主演映画『傲慢と善良』本予告解禁、主題歌はなとりの新曲「糸電話」に
9月27日(金)に全国公開される藤ヶ谷太輔と奈緒のダブル主演映画『傲慢と善良』の主題歌がなとりの新曲「糸電話」に決定し、楽曲が使用された予告映像が解禁された。 【動画】「皆さん傲慢」と現代婚活を評したセリフも、藤ヶ谷太輔と奈緒のW主演映画『傲慢と善良』予告映像 辻村深月による原作小説は、2019年に単行本が発売されると第7回ブクログ大賞を受賞し、発行部数は100万部を突破。現代に生きる人々のリアルな恋愛観や価値観が描かれた本作は、20代・30代を中心に多くの共感を呼んでいる。 主演の藤ヶ谷もこの小説に出会ったときから衝撃を受け、「人生で一番好きな小説」と映画化を熱望していたといい、もう一人の主演・奈緒も「辻村作品に出演するのが夢だった」と語る。なお実写化のラストには映画版ならではのオリジナル展開も用意されているという。 本作の主人公・架(藤ヶ谷)は仕事も恋愛も順調だったが、長年つきあった彼女にフラれ、マッチングアプリで婚活を始める。そこで出会った控えめで気の利く真実(奈緒)と付き合い始めるが1年たっても結婚に踏み切れずにいた。しかし、ストーカーの存在を告白された直後、「架くん、助けて!」と恐怖に怯えた着信を受ける。彼女を守らなければとようやく婚約したが、真実が突然姿を消す。両親、友人、同僚、過去の恋人を訪ね居場所を探すうちに、架は知りたくなかった彼女の過去と嘘を知ることになる。 公開された映像では、ストーカーに追われ怯える真実の姿や、寝ている架の横で「ちゃんと愛してよ」と本音を漏らす場面が収められ、真実に起きた事件の片鱗が見え始める。さらに架が真実の過去を探る中で知り合ったお見合いの仲人から、「今の日本の婚活は傲慢と善良。自分の価値観に重きを置きすぎで、皆さん傲慢です。その一方で自己愛がとても強い」と告げられるシーンなど、印象的なセリフも数々散りばめられている。 主題歌を担当するなとりは、2022年5月にリリースされた「Overdose」がストリーミング再生4億を突破、Spotifyのバイラルチャートではベトナム、マレーシア、シンガポール、韓国、タイで1位を獲得した。エレクトロからバンド、和楽器まで扱うジャンル感を併せ持ち、作詞・作曲アレンジまでをこなすなとりによる主題歌「糸電話」は、傷つきながらもすべてをさらけ出し、本当の愛を見出そうとする架と真実の心情を表現した楽曲となった。 予告編を通して初めて楽曲に触れた藤ヶ谷と奈緒は「アップテンポの楽曲で、(予告は)ミステリーから始まって後半にかけてのふたりのラブストーリーが盛り上がってくシーンにもぴったりはまっていて、とてもよかった!」と口をそろえて太鼓判を押した。なとりは今回の楽曲に込めた想いについて、「大切な人との関係を“人”と“人”という距離のままで諦めたくないなぁと思いながら作りました。か細い糸のような運命を手繰り寄せて生きていく架と真実のふたりに渡したい歌です。ぜひ、聴いてください」と語っている。 また、失踪した真実の現在と過去を知る手がかりとなる重要なキャラクターとして、倉悠貴、桜庭ななみ、阿南健治、宮崎美子、西田尚美、前田美波里の出演も本日発表されている。 ◾️辻村深月 コメント この小説の映画化はきっと無理だろう、とずっと思ってきました。きれいなラブストーリーにすることはできるかもしれない。だけど、この小説の根底にある主人公たちの痛さや切実さが映像になるとは到底想像できなかったのです。だから、完成した映画を観て、とても驚きました。よくぞここまで彼らのことを理解し、心に迫ってくれたと感動し、大きな感謝に包まれました。作中の架と真実も、きっと同じ気持ちだと思います。 ◾️なとり コメント 大切な人との関係を「人」と「人」という距離のままで諦めたくないなぁと思いながら作りました。か細い糸のような運命を手繰り寄せて生きていく架と真実のふたりに渡したい歌です。ぜひ、聴いてください。