「Thunderbird」が連日のアップデート、自動圧縮頻度削減のための閾値調整などを実施
オープンソースのメールソフト「Thunderbird」が11月6日、v128.4.2esrへとアップデートされた。連日のアップデートとなる本バージョンでは、自動圧縮の閾値が見直された。圧縮の頻度を減らすため、以前より高く設定されているとのこと。 そのほかにも、以下の問題修正と改善が盛り込まれている。 ・新しいプロフィールの作成でコンソールエラーが発生する ・修復フォルダーで古いメッセージの日付と時刻が正しく表示されない ・メッセージの圧縮に失敗すると、最近削除したメッセージが削除されない状態になる可能性がある ・ビジュアルおよびUXの改善 ・HTMLボタンをクリックすると「Thunderbird」がフリーズする可能性がある ・メッセージをドラッグで選択できない ・MIME暗号化メッセージの添付ファイルが開けない ・アカウント作成のセットアップドキュメントリンクが機能していなかった ・QRコードでアカウント設定をモバイル版「Thunderbird」にエクスポートする際、特定条件下でQRコードを生成できない ・モバイル版「Thunderbird」にQRコードをエクスポートする際、オペレーティングシステムの再認証が行われなかった ・週表示で終日イベントを別の日にドラッグできなかった なお、セキュリティ関連の修正はアナウンスされていない。 「Thunderbird」はWindows/Mac/Linuxに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在、公式サイト「thunderbird.net」や「Microsoft Store」からダウンロード可能。すでに利用している場合は、メインメニューの[ヘルプ]-[Thunderbird について]からバージョン情報ダイアログへアクセスすれば手動で更新できる。
窓の杜,樽井 秀人