ジェニファー・アニストン激怒! トランプ氏陣営・ヴァンス副大統領候補の「子どものいない猫好き女性」発言に批判殺到【SPURセレブ通信】
自身の回顧録『ヒルビリー・エレジー アメリカの繁栄から取り残された白人たち』がベストセラーとなり、Netflixで映画化されたことでも知られるJ・D・ヴァンス上院議員。 【写真】“猫好き女性”発言をしたヴァンス氏 米サイト『USA TODAY』によると、ドナルド・トランプ前大統領(78)が彼を副大統領候補に指名したことを公表した数日後、ヴァンス氏が2021年7月『FOX News』のインタビュー番組に出演した際の動画を、とあるメディア関係者がXに投稿。当時の発言が再び注目を集めることとなった。 3人の子どもを持つヴァンス氏はそのインタビューで、米国は「自分の人生と自分がしてきた選択に惨めな思いをしている、子どものいない猫好きの女性たち(cat ladies)」に牛耳られている」と語り、「彼らは自分たち以外の国民も惨めにしたいのです」と発言。 ちなみにこの“キャットレディ”という言葉は、単に猫好きというだけでなく、しばしば性差別的な意味合いで使われるという。 さらに、「基本的な事実」として、「民主党の未来はすべて、子どものいない人々によってコントロールされている」とコメント。 具体的に、弁護士の夫ダグ・エムホフ(59)とその元妻との間の2人の子どものステップマザーであるが、実子はいないハリス副大統領、同性愛を公表し、養子を迎えているピート・ブティジェッジ運輸長官(42)、AOLことアレクサンドリア・オカシオ=コルテス下院議員(34)の名を挙げ、「私たちの国を、直接の利害関係を持たない人々に委ねることにどんな意味があるのだろうか」と疑問を呈した。 ヴァンス氏のこれらの発言はネット上で物議を醸し、ドラマ『フレンズ』などで知られる俳優ジェニファー・アニストン(55)も反応。 2024年7月24日(現地時間)、「これがアメリカの副大統領候補の発言だなんて、本当に信じられない」とインスタグラムのストーリーズに投稿した。 ジェニファーは過去に、俳優ブラッド・ピット(60)、ジャスティン・セロー(52)と結婚していたこともあるが、子どもはなく、体外受精など長年妊娠を試みた経験について、「困難な道のり」だったと2022年のインタビューで率直に語っている。 そんなジェニファーは、ヴァンス氏が体外受精(IVF)へのアクセスを阻止しようとする共和党の取り組みに賛同していることもふまえ、以下のように綴った。 「私が言えることは……ヴァンスさん、あなたの娘さんがいつか自力で子どもを産む幸運に恵まれるよう、お祈りしています。彼女が第二の選択肢として、体外受精に頼る必要がないことを願っています。あなたは彼女からそれをも奪おうとしているのですから」。 また英メディア『Daily Mail』は、米歌手のケシャ(37)が、ロサンゼルスの空港でカメラマンにヴァンス氏の発言について質問された際、激怒しながら、Fワードで彼を罵ったと報道。問題の発言が性差別的だという考えに同意を示し、ハリス氏を「絶対に」支持すると話したという。 そのハリス氏は、現大統領ジョー・バイデン(81)が2024年大統領選から撤退したことを受け、民主党の大統領候補として名乗りをあげたばかり。そんな彼女を「家族」も即座に擁護した。 まずハリス氏と親しい友人でもあるという、ダグの元妻で映画プロデューサーのカースティン・エムホフ(57)が、ヴァンス氏の発言は「根拠のない攻撃」だと声明を発表。 10年以上にわたり、「カマラは、ダグと私とともに共同親です」と説明し、「彼女は愛情深く、育み、激しく保護し、いつも側にいてくれる。私はこの混合家族が大好きです。彼女がいてくれることに感謝しています」と伝えた。 そして継娘エラ・エムホフ(25)もインスタグラムのストーリーで反論。 兄コール・エムホフ(29)とともに、親しみを込めてハリス氏を「モマラ」と呼んでいるというエラは、「コールと私みたいなかわい子ちゃんがいるのに、どうやったら“子どもなし”になれるのかしら?」と考える絵文字をつけて投稿した。 また実母カースティンの声明文を貼りつけ、「私は3人の親を愛しています」と号泣の絵文字をつけて書き込んでいる。 さらに先述の『USA TODAY』は、今回の「子どものいない猫好き女性」発言は、テイラー・スウィフト(34)のファンの怒りをかっただろうと指摘。 というのも、世界一とも言われる強力なファンダムを持つテイラーは、大の猫好きであることに加え、子どもがいないため、彼女の熱烈なファンの一部は、この騒動に敏感に反応したという。 ただテイラーは、2020年の大統領選ではバイデン大統領を支持したが、今回は現時点でまだ誰の支持も表明していない。 同サイトによると、もし彼女が今後ハリス氏を支持した場合、ヴァンス氏がテイラーのファンを敵に回すのは必至だとし、あるXのユーザーは、「彼にアルマゲドンがやってくるだろう」とつぶやいたとか。 なお、激しい非難の声が殺到するなか、ヴァンス氏は7月26日(現地時間)、トークショーに出演。 問題の発言は「明らかな皮肉」で、個人攻撃する意図ではなかったと弁明しつつ、「私が言ったことの本質は、申し訳ないが真実だ」と述べたと英『BBC』が報じている。