【RIZIN】芦澤竜誠「俺はチョウになった!」福田龍彌「5分間3回ヒリヒリさせます」=12.31大晦日
12月31日(火)にさいたまスーパーアリーナで開催される『RIZIN DECADE』の試合前個別インタビューが、29日に都内会場にて行われた。 [RIZIN MMAルール:5分 3R(61.0kg)]で対戦する芦澤竜誠(フリー)と福田龍彌(MIBURO)が、それぞれ個別インタビューに応じた。ストライカー対決だけにKO必至の対戦になりそうだ 【フォト】福田龍彌、瀧澤謙太をKOした右フック! 芦澤は昨年大晦日、初のMMA戦で太田忍にTKO負けも、今年7月には因縁の皇治に勝利、11月には昇侍に飛びヒザ蹴りでKO勝利と、着実なMMA成長を重ねている。 対する福田は、中学1年生の時に父親に連れられたタイで、ムエタイジムに3ヶ月、たった一人置き去りにされた過去を持つストライカー。20年7月に修斗フライ級暫定王座をTKO勝利で獲得(後に正規王者に)。22年7月に開幕し16人で行われた[DEEPフライ級グランプリ]で優勝し同級暫定王者に(後に正規王者)。今年9月の[DEEPバンタム級王座決定戦]では瀧澤謙太を1RKOし、二階級制覇を達成した。 先にインタビューに登壇した福田は、金髪姿で登場して「オブリガード!(ありがとう!)」と明るい感じで挨拶。芦澤の印象については「みんなが感じていることと一緒です。ピースと強い気持ちのある選手ですね」と明かした。 今回の試合へ向けて芦澤は「殺し合いしていない」と福田を挑発したが、これに対しては「MMAってケージの中で、どちらが生物的に強いのかを争う競技。明後日、やってみたら分かってくれると思います」と理路整然と語った。 MMAで実績を残してきた福田とMMAルーキーの芦澤では、当然のことながらMMAのキャリアに差がある。福田は「やってみないと分からないけど、MMAでやってきた年数、場数が違う。そうした経験を一杯しているとは思っています」と、芦澤をあまり脅威に思っていないようだ。 試合内容について福田は「開始から5分間3回ありますので、すべての時間を1秒たりとも瞬きできないくらいに仕掛けていきます。ヒリヒリさせます」と予告した。 続いて個別インタビューに登壇した芦澤は心境を聞かれえると、「絶好調ですね、楽しみです」と笑顔。1年前は、覆面をかぶって登場して記者の質問を遮って退場するシーンがあったが「あの時は怪我もあって練習できなくて自信がなかった。だから覆面をかぶったんだと思います。1年経って、チョウになった気分」とMMAの幼虫が1年の歳月で成虫になったと明かした。 充実した練習ができたようで「心技体、今までの試合で過去一」と芦澤は自信だ。 試合展開について芦澤は「俺は焦っていないし、相手も焦っていない。互いに一発を持っているんで、長引くかもしれない。でも決まる時は、一瞬で終わる」と予想した。福田にはシンパシーを感じると言い「なんか直感で似てるなと。相手どうこうではなく、毎試合、過去最高の自分を目指しているところとか」と芦澤は明かし、好勝負の予感もあるようだ。 福田が、どこまで芦澤の打撃に付き合うのかで展開は変わっていきそうだが、本能で戦う2人だけに、ヒリヒリした戦いが続くのは間違いない。あっと驚く結末が待っているかもしれない!