米国務省高官らが米中首脳会談の成果を改めて強調 軍同士の対話再開など
日テレNEWS NNN
アメリカの国務省高官らがNNNの取材に相次いで応じ、米中首脳会談で両国が合意した軍同士の対話の再開など、成果を改めて強調しました。 アメリカ・ドーソン国務副次官補 「米中の軍同士の対話を再開し、意思疎通のチャンネルを確保する合意は、アメリカ人だけでなく、地域全体の安定にとって決定的に重要だと考えている」 アメリカ国務省で東アジアなどを担当するドーソン国務副次官補は16日、NNNの単独取材に応じ、前日に行われた米中首脳会談の成果を強調しました。 一方で、会談後にバイデン大統領が習近平国家主席を「独裁者」と呼んだことに中国側は反発していますが、これについてドーソン氏は直接の評価は避けつつ、「米中双方が、率直で建設的な話し合いで重要な成果があったと述べていることに注目すべきだ」と指摘しました。 また、バイデン政権で気候変動問題を担当するケリー大統領特使もNNNなどの取材に応じ、米中両国による気候変動対策の作業部会の再開などの成果を「飛躍的な進展だ」と強調しました。さらにケリー特使は、日本が取り組む二酸化炭素の回収や貯留などの先端技術にも注目していると述べています。