PR自販機で地元の魅力発信【山陽小野田】
自動販売機のメンテナンスなどを手掛けるベンドサービス(齋藤亮社長、宇部市厚東吉見)は、山陽小野田市の観光スポットなどの情報をペットボトルに詰め込んだPR自販機を考案した。7月11~31日には山口宇部空港に設置。無料ということもあり、多くの利用があった。今後は市外への設置を増やし、地元の魅力発信に役立てたいという。
コロナ禍の外出自粛の影響で需要が低下した自販機の新たな活用を目指し、市をPRしようと市観光協会へ提案。500㍉㍑サイズの容器には、観光パンフレットに加え、ボールペン、ウエットティッシュなどのノベルティグッズが入っている。 同空港では、国内線ターミナル2階のやまぐちワーケーション総合案内施設「YY GATEWAY」で、市の期間限定観光PRコーナーの一角を借りて設置。幾つかのペットボトルには、市の名産品が無料でもらえる当たりくじを同封した。景品が気に入ればリピート購入できるようにと、ふるさと納税サイトにつながる2次元コードも添えた。 設置期間中に152件の利用があった。うち、名産品の当選数は15件で、7月中に東京都、千葉県、神奈川県、群馬県、福岡県などから11件の申し込みがあった。齋藤社長は「関東圏のビジネスマンに認識してもらうきっかけになった。自販機を活用することで視覚的注目度が高かったようだ」と手応えを感じた。