色・形・大きさ・糖度は全て最上級、ブドウの初出荷 「お薦めの食べ方は…」
長野県松本市の松本ハイランド農協山辺ぶどう集荷所で20日、ハウス栽培のブドウの出荷が始まった。初日は地元の生産者2軒が2キロ入り56箱と10パック(1パック300グラム)入り24箱のデラウェアを出荷。いずれも例年並みの高品質で、通常20度前後の糖度が25度を超えるブドウもあった。 【写真】ブドウの検査作業
朝から箱詰めされたブドウが次々に運び込まれ、検査員が色や形、粒の大きさや糖度を順番にチェック。全て最上級の等級「秀」として出荷できることを確認した。山辺は昼夜の寒暖差が大きく、糖度が上がりやすいという。 同農協果実指導販売係長の山本大介さん(48)によると、今季は3月にたびたび雪が降り、5月には寒い日が続くなど農家はハウス内の温度調整に腐心した。「常温より少し冷たいくらい」に冷やして食べるのがお薦めという。 7月中旬からハウス栽培の巨峰やシャインマスカットを出荷し、露地物の出荷は8月上旬に始まる見込み。同農協は本年度、ブドウ全体で15億8600万円の販売を計画している。