迫る山形県知事選挙(2)福島県から立候補表明・金山屯氏の訴えは 福島県からあえて立候補する意味とは
山形県知事選挙が迫ってきた。山形県知事選には現在2人が立候補を表明している。 立候補を表明しているのは現職の知事である吉村美栄子(よしむらみえこ)氏(73)と、福島県白河市の自営業・金山屯(かなやまじゅん)氏(84)の2人。 【写真を見る】迫る山形県知事選挙(2)福島県から立候補表明・金山屯氏の訴えは 福島県からあえて立候補する意味とは この記事では福島県から立候補を表明した金山屯氏について見ていきたい。 ■金山 屯 氏(84) 5期目を目指して立候補を表明した現職の吉村氏。自民党は対立候補擁立を模索するも結局擁立できず、吉村氏支援を表明する事態となった。 こうした状況を受けて12月25日に福島県から立候補を表明したのが金山氏だった。 金山屯氏は、東京都出身、現在は福島県白河市の自営業。これまで福島県知事選をはじめ9度の地方選挙に出馬してきた。いずれも落選している。 TUYの取材に対し「今の政治は許せない」と語気を強める。あえて山形県知事選に出る理由については「自民党はめちゃくちゃだ、なさけない」などと話した。 ■金山氏の公約は 金山氏の公約は未だ不明な点が多いが、明らかになっている2点は次の通りだ。 1.高速道のトンネル内の速度制限を50キロに・・・地震が起きた際の危険を回避するためトンネル内の制限速度を下げる 2.山形県が実施する性的少数者(LGBTQ)のカップルに対する県パートナーシップ宣誓制度に反対する ■選挙戦になることについては TUYが金山氏を直撃取材すると、選挙戦になることに対する意義を説いた。 「選挙を勝つか負けるかで考えるから、負けると踏んだ政党は勝負から逃げる。選挙はおかしいことを訴える場だ」 「今の日本は、政治はおかしいということを山形から発信する機会だ」 ■選挙費用も話題に 今回の選挙、立候補が1人だった場合にかかる費用はおよそ2億円とされている。 2億円は選挙の固定費のようなものだが、選挙戦になるとそこに投開票に関わる人件費をはじめ4億円がプラスされ、合わせておよそ6億円が必要になると試算されている。
金山氏が県外からの立候補ということもあり、この選挙費用が話題となっている。 金山氏は、こう話した。 「批判されていることはわかっている。しかし県内から異論をとなえる者がいない、その現状はいかがなものかと感じないと」 「県外からおかしいものはおかしいと言われて、何かに気づくような機会であってほしい」 また同じ政権が5期も続くことがいいこととは思えないとも話し、「吉村県政が山形を停滞させている」とした。 山形県知事選は今月9日に告示、26日に投開票が行われる。
テレビユー山形
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