香港サミットに世界のトップバンカー集結へ-より大きな会場で第3回
(ブルームバーグ): 香港は、世界のトップバンカーを集めた年次サミットの第3回の開催を予定している。サミットは、香港を国際金融ハブとして強化することを目的としている。
香港金融管理局(HKMA、中央銀行に相当)は来月、過去2回のフォーシーズンズホテルよりも広いグランドハイアットホテルで、金融界の有力者たちを迎える計画だ。
ブルームバーグ・ニュースが入手したアジェンダの草稿によると、参加予定者には、JPモルガン・チェースのダニエル・ピント社長、モルガン・スタンレーのテッド・ピック最高経営責任者(CEO)、シティグループのジェーン・フレーザーCEO、ゴールドマン・サックス・グループのデービッド・ソロモンCEOらが含まれる。
HSBCホールディングスとスタンダードチャータードのCEO、ブラックストーンの社長であるジョナサン・グレイ氏も出席予定だ。アジェンダによると、アジアへの投資、プライベート市場、金融の未来、そして「複雑な世界」をどう切り抜けるかについて、さまざまなパネルディスカッションが行われる予定。
モルガン・スタンレーとシティの広報担当者はコメントを控えた。他の銀行や企業、HKMAのメディア担当者からのコメントは得られていない。
この会議は、世界の中でも厳しい新型コロナウイルス対策が続いた後の2022年に初めて開かれた。中国からの政治的圧力が香港の国際的な評判に打撃を与えたこともあり、サミットは香港が世界の金融にとってどれほど重要であるかを測る重要な指標として浮上している。
今年は、中国との関係が主要な争点の一つとなる米大統領選挙のわずか数週間後にサミットが開催されるため、地元では出席者にさらに注目が集まっている。
HKMAの余偉文総裁が5月に述べたところによると、サミットは11月18-20日に開催され、18日に非公開の歓迎晩餐会、19日に本会議が予定されている。
原題:Hong Kong Summit Draws World’s Top Bankers as City Seeks Revival(抜粋)