大みそかの視聴率対決 ── 注目は「ワンピース」で勝負をかけるフジテレビ
今年も残すところあとも1ヵ月を切ったが、例年この時期になると、各テレビ局が大みそかの夜に放送する特別番組の内容が明らかになる。今年は、NHKが65回目を迎える「NHK紅白歌合戦」を放送。民放各局はというと、日本テレビが「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!大晦日年越しスペシャル 絶対に笑ってはいけない大脱獄24時!」、TBSが「KYOKUGEN2014」、フジテレビが「アニメ15周年記念『ONE PIECE THE MOVIE エピソードオブチョッパー+ 冬に咲く、奇跡の桜』2014年特別版」、テレビ朝日が「くりぃむVS林修! 年越しクイズサバイバー」、テレビ東京が「大みそかボクシング・スペシャル『THE BEST OF BEST』」というラインナップになっている。 [会見動画]NHK朝ドラ「マッサン」のヒロイン・エリーが記者会見
NHKは「紅白」、日テレは「ガキ使」で例年どおり勝負
NHKの「紅白」や日テレの「ガキ使」といった大みそか恒例の人気番組が今年も登場する一方で、TBSはMCにビートたけしと「爆笑問題」を起用し、世界のトップアスリートがそれぞれの極限パフォーマンスに挑戦する「7大対決」を目玉にしたスポーツバラエティー番組で勝負をかける。 また、テレビ朝日は「くりぃむしちゅー」と人気予備校講師の林修氏をMCに起用し、総勢150名によるクイズバトルが繰り広げられるクイズ番組を放送し、テレビ東京は、当日に東京・大田区総合体育館で行われるボクシングの世界タイトルマッチ3試合を中継する。
大みそかのテーマはやはり“家族向け”
テレビ番組の構成などを手掛ける放送作家はこう語る。 「若者のテレビ離れや核家族化が叫ばれる昨今ですが、そうは言ってもやはり大みそかは家でくつろぎながら家族揃ってテレビを見る傾向が強い。各局とも“家族向け”をテーマにした番組作りを心掛けている印象です。歌番組やバラエティー番組、クイズ番組はまさに家族で見るにはピッタリだし、格闘技ブームは昔に比べて下火とはいえ、かつて『K-1』や『PRIDE』が大みそかに放送されていたように、格闘技番組もそれなりの需要があると思います」