『民王R』満島真之介、岸部一徳ら新キャスト発表 溝端淳平が“永田町のプリンス”に
遠藤憲一が主演を務める10月期のテレビ朝日系火曜ドラマ『民王R』に、溝端淳平、満島真之介、岸部一徳が出演することが決定した。 【写真】遠藤憲一、あの、大橋和也らのキャラクターポスター 遠藤と菅田将暉のW主演で2015年7月期に金曜ナイトドラマ枠にて放送された政治エンターテインメント『民王』が、9年ぶりに再起動した本作。今回は、遠藤演じる現職総理大臣・武藤泰山と国民の誰かが、毎話ランダムに入れ替わってしまうというストーリーが展開される。共演には、大橋和也(なにわ男子)、あの、山時聡真、金田明夫、山内圭哉が名を連ねた。 溝端が演じるのは、“永田町のプリンス”と呼ばれる若き政治家・白鳥翼。元総理を父親に持つ二世議員で、クリーンなイメージとさわやかな風貌により、国民からは絶大な支持が。まさに“次期総理大臣”の最有力候補だが、実はある問題を抱えていた。 遠藤演じる武藤の“若きライバル”を演じることに「中身が入れ替わったさまざまな“武藤泰山”と共演できることを何より楽しみにしています」と溝端。「表面上のパフォーマンスで大衆の人気を掴むのが上手い白鳥ですが、果たして本当はどんな人物なのか、ぜひ放送を楽しみにしていただけたら」と語った。 満島が演じるのは、歯に衣着せぬキレッキレのトークで政治の世界をぶった斬る政治評論家・蓮沼清彦。過激な発言でネットユーザーから熱い支持を得ている人物だ。 演じる満島は、蓮沼について「一言で言うと“うさん臭い”(笑)」とズバリ。しかしそのキャラ作りには全力で取り組んだそうで、「僕自身にとっても新しい挑戦になる役ですし、見た目のインパクトもすごく重要だと思ったので、ビジュアルも気合いを入れて臨みました」とコメント。「この『民王R』は、みんなが声に出せない声をドラマにしてくれているところが魅力だと思いますし、9年前からさらに進化した、令和の『民王』がどんなメッセージを発してくれるのか、楽しみにしていただきたいです」と意気込みを語った。 そして岸部が演じるのは、政権与党である民政党の最大派閥である二木派を率いるドン・二木正一。いわゆる政界の実力者で、昔ながらのしがらみの中で生きる金権政治家。内閣の支持率低下が止まらないという危機から脱するべく、泰山に再び総理大臣の座に就くよう打診する。 「脚本が面白かったこと、そして遠藤憲一さんが主演ということ」が本作への出演の決め手だったという岸部。「これまでのテレビドラマにはなかった発想の面白さ、そして今の政治に一石を投じる作品を楽しんでください」とコメントを寄せた。 あわせて、キャラポスターも公開。泰山の「ワニ顔総理」をはじめ、大橋演じる田中丸一郎太の「コネ書生」、あの演じる冴島優佳の「毒舌秘書」、山時演じる猫田マモルの「豆腐メンタル公安刑事」、金田演じる“カリヤン”こと狩屋孝司の「おかえり、官房長官!」、山内演じる“新田くん”こと新田理の「イクメン公安刑事」など、各キャラクターにキャッチコピーが添えられた。さらに、新キャラクターたちも、白鳥は「永田町のプリンス」、蓮沼は「キレッキレ政治評論家」、そして二木は「民政党最大派閥のドン」と、それぞれの個性が表現されている。 また、シンガーソングライター・asmiが歌う主題歌「こっち向いてほい」が流れる本編PRは地上波に加え、公式SNS、TVer、YouTubeなどで配信中だ。 ■コメント 溝端淳平(白鳥翼役) 前作から皆さんに愛され続けている作品に出演させていただくことをとても光栄に思っています。また、その分プレッシャーも感じますが、遠藤憲一さん演じる、中身が入れ替わったさまざまな“武藤泰山”と共演できることを何より楽しみにしています。 僕が演じる白鳥翼は、次期総理大臣候補で、泰山の若きライバル。何か大事なことを言っているようで、実は何も言っていない、故に失言もない、表面上のパフォーマンスで大衆の人気を掴むのが上手い白鳥ですが、果たして本当はどんな人物なのか――ぜひ放送を楽しみにしていただけたらうれしいです。池井戸潤さんの作品の中でも異彩を放っている『民王』の世界観を存分に体現しながら、個性たっぷりな白鳥という役を精一杯演じたいと思います。 満島真之介(蓮沼清彦役) 9年前に放送していた『民王』も楽しく観ていたので、出演が決まったときは驚きましたし、その一員になれることに喜びを感じてます。 僕が演じる蓮沼清彦は一言で言うと「うさん臭い」(笑)。でも僕自身にとっても新しい挑戦になる役ですし、見た目のインパクトもすごく重要だと思ったので、気合いを入れて臨みました。たくさんの人に愛されてきた作品に新たな風を吹かせたいと思っています。 大きく変化している時代の中で、皆さんそれぞれに思っていることや、ぶつかっていること、未来への不安や希望、いろいろな想いがあるはずです。この『民王R』は、みんなが声に出せない声をドラマにしてくれているところが魅力だと思いますし、9年前からさらに進化した、令和の『民王』がどんなメッセージを発してくれるのか、楽しみにしていただきたいです! 家族みんなでくすっと笑いながら観ていただいて、このドラマをきっかけに日本全体が明るい未来に進んでいけるように願っています! 岸部一徳(二木正一役) 脚本が面白かったこと、そして遠藤憲一さんが主演ということが、『民王R』への出演を決めた大きな理由でした。私が演じる二木正一は、政治家の“裏と表”というリアリティーを持っている人物。これまでのテレビドラマにはなかった発想の面白さ、そして今の政治に一石を投じるかも……?を楽しんでください。
リアルサウンド編集部