「ごみ」には何種類ある?の超意外な答え【滝沢秀一のごみ授業】
ごみ清掃員としても働く芸人の滝沢秀一(マシンガンズ)が、ごみを回収していて気が付いた事実、それが「金持ちの家から出るごみは少ない」ということ。長年にわたりごみを見続けた滝沢氏だからわかる、ごみに隠された秘密を教えます! みんなでごみを少なくして、金持ちになろう! 【画像】ごみを学ぶ生徒の青井春 * * * 先週に続き、今回も特別編! 滝沢さんが先生となって、日本のごみのこと、世界の環境のことをわかりやすく教える「誰でも理解できるごみ授業」を行います! 生徒は、グラビアアイドルとして週プレでもおなじみの青井春ちゃん。何もわからなくても、ごみに興味がなくても大丈夫! 滝沢先生がイチから解説します! 滝沢 先週は「水分もいっしょにごみとして捨てていいの?」「燃えるごみと燃えないごみを混ぜて捨てていいの?」ということが議題として残ったままでした。 まず、水分はゴミとして捨ててはいけないんです。水分で焼却炉の温度が下がってしまうと燃料代が高くなってしまう、などの理由からですね。 あとは燃えるごみと燃えないごみについてですが、まずは「ごみ」の定義って分かります? 青井 使わないもの、とか? 滝沢 ああ、いいね。不要なもの=ごみ、ということね。ネットで調べたりすると「お金にならないもの」という意見なんかも出てきます。 先週、ペットボトルやプラスチックなんかは、きれいにすればリサイクルできるという話をしましたね? なので、リサイクルできるものは「ごみ」ではなくて「資源」と呼んでいます。われわれ清掃員の世界では「資源ごみ」という言い方をすると怒られちゃうの。「資源であってごみじゃないだろ」と。 青井 捨てるときは全部ごみやん? 滝沢 「資源≠ごみ」という考え方を、みんなにわかってもらいたいんだよね。 青井 捨てるときはいったんごみで、それがリサイクルされると次のステージに行く、みたいな? 滝沢 うーんと、手元で分別してリサイクルに出せばごみじゃないって覚えてほしいかな。だから、みんなに「リサイクルできるものはごみじゃない!」と思ってもらいたいの。そうすると、もっとリサイクル率が高くなるとおもうんです。 「ごみ」として分別されたものは、燃やしたり砕いたりしたあとに最後は最終処分場というところに埋められます。つまり、「リサイクルできずに燃やすか砕くしか処分の方法がないもの」が「ごみ」で、それ以外はごみとは呼ばないということです。 青井 資源になるものって、考えだしたら分からなくて。だって、牛乳パックも金属だって違うものに生まれ変われるんだったら、ほとんどが資源になるわけでしょ? 全部ごみであってごみではないってこと? 滝沢 すごいね、めっちゃわかってる。ちゃんと分別されれば、ほとんどのものはリサイクルができるから「ごみ」ではないよね。ちゃんと分別して再利用すれば、生ゴミだってたい肥になるから「資源」と呼べるんです。 でも、本当はリサイクルできるものでも「ごみ」として捨てられてしまうと、燃やされたり砕かれたりして埋められちゃうのね。だからもったいなくない? 青井 なるほどね。だから、ごみはごみでも、分けることによって資源になるということか。 滝沢 そうなの、素晴らしい物分かりの早さ。じゃあ、ここで質問です。ゴミには何種類あるでしょう?