東証、34年ぶり高値更新 終値497円高、半導体株が上昇
19日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は4日ぶりに大幅反発した。終値は前日比497円10銭高の3万5963円27銭。15日の終値を上回り、1990年2月以来、約34年ぶりの高値を更新した。一時600円超値上がりし、節目の3万6000円を超えた。前日の米株式市場で主要なハイテク株の値動きが堅調だったことが好感され、東京市場でも半導体関連銘柄を中心に買われた。 東証株価指数(TOPIX)は17.94ポイント高の2510.03。出来高は約15億5100万株。 朝方から半導体関連銘柄を中心に買い注文が膨らんだ。半導体受託生産の世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)が18日発表した2024年の好調な業績見通しも米株式市場で買い材料となり、19日の東京市場で半導体関連銘柄の上昇につながった。外国為替相場の円安ドル高進行も追い風となり、輸出関連銘柄を中心に幅広く買われた。 株高の背景には「年明けから続く高値圏への期待で、海外投資家の資金が流入している」(大手資産運用会社関係者)との見方がある。