「産んだら一生恨んでやる」…朝日新聞男性記者が不倫相手を自殺未遂に追い込んだ「衝撃の言葉」の数々
大量の睡眠薬を飲んで救急搬送
A子は極度の不安から眠れなくなり、心療内科から処方された睡眠薬をいつも服用していたという。睡眠薬もどんどん成分の強いものになっていった。A子が自殺未遂をしたのはその頃だった。 「いつものように安否確認の連絡をしたのですが、『最近あんまり会えなくてごめんね。今までありがとう』という不穏な返信が来ました。すぐに自宅へ駆けつけると、焦点な定まらない目付きのA子は大量の睡眠薬を飲んだ直後でした。 すぐに救急車を呼んで搬送され、一命は取り留めました。友達も多く、いつも明るくて、よく笑うA子がまるで別人のようになってしまいました」 Bとの関係も膠着した状態が続いた今年8月6日のことだった。A子の母親が、A子の置かれた状況や不倫、妊娠中絶などの経緯を打ち明けるメールをBの妻宛に送った。それを知ったBが激昂したのだ。 「翌日、『なんてことしてくれた!もう限界だ』とA子の部屋に来て怒鳴り散らしました。その様子をA子の母親が電話越しに聞いて、四谷警察に通報したのです。 警察官によって引き剥がされるようにBは帰宅しました。その足で彼は本所署へ被害届を出したのです。被害届を出した数日後にA子が出したメールが原因で、本所署の警察が四谷署でA子に面会をしたいということになりました。そこでストーカー規制法に基づく警告を受けたのです。Bにメールをするなという事でした。 ところが警察からの警告の直後に、また生理が止まってしまいました。もちろん連絡してはいけないことは理解していましたが、B以外に相談できる相手がいなかったのです。 それで17日以降、25日までの間にBに計64通のメッセージを送ったのです。そのメールが逮捕される原因となりました」
供養へ出かけようとしたところ…
64通のメッセージは一部内容が報道されている通り。「生理がこない」「妊娠していたらどうしよう」「中絶が原因で遅れてるのかな」「死にたいよ」「お願いだから一緒に背負ってほしい」といった内容だった。 「確かに警告後にメールを送ったことは事実です。しかし、それは相手に危害を加えるようなものではなく、また中絶しなくてはいけないかもしれないという、極度の精神不安から絞り出すように送ったものでした」 翌26日のこと。27日は中絶した子どもの月命日だった。Bが供養のために寺に来ることを想定し、A子は会わないように1日ずらして出かけようとした時だった。本所警察の警察官から「A子さんですか?」と呼び止められた。そこで本所署へ同行を求められ、警告を無視してメールを送信したことなどを理由に逮捕された。 「水子供養をお願いしているお寺には二人の名前の入った卒塔婆がありましたが、A子の逮捕後にA子の許可なくBが片付けてしまいました。今はA子一人の名前の入ったものが置かれています。 これが私の話せるすべてです。どうか事実を知ってほしい。このままの状態では、A子はどこに行っても、誰に会っても色眼鏡で見られてしまいます。誰にも話をすることができないA子の気持ちを含めて、同情ではなく理解をしてほしいと思います」 B記者の行為について朝日新聞に問い合わせると、「お尋ねの件については、お答えは差し控えます」との回答だった。 またBに直接、事実関係を確かめようと電話をかけるも不通。自宅に手紙を送ったが、期日までに回答はなかった。A子の人生はこれから先も続いていく。事実が理解され、少しでも障害となるものが払拭されることを願ってやまない。 【詳しくはこちら】『「一人にしないで」「死にたくない」…泥沼不倫の果てに日経エリート女性記者が「ストーカー容疑」で逮捕された「本当の理由」』
週刊現代、野田 洋人