⚽浜松開誠館が4強入り 浜名ー藤枝明誠は荒天で4日再試合 全国高校選手権静岡県大会決勝トーナメント
第103回全国高校サッカー選手権県大会(県サッカー協会、県高体連、静岡新聞社など主催)決勝トーナメントは2日、準々決勝1試合を裾野市運動公園陸上競技場で行い、浜松開誠館が2―1で東海大翔洋を下し4強入りした。 浜名と藤枝明誠の第2試合は荒天のため、延長前半途中で無効試合となった。同会場で4日午後4時半から再試合を行う。 4日は再試合を含む準々決勝3試合を行い、ベスト4が決まる。2日のチケットについては払い戻しを行わず、4日の全試合を観戦可能にする。 ■開誠館、意地の逆転勝利 水谷「自信」のゴール 格上リーグの意地を見せ、逆転勝利を引き寄せた。浜松開誠館は先制を許したが後半からは積極的に圧力をかけ、立て続けに加点した。「最初から押し込めていたので、負ける気はしなかった」。決勝点を挙げたMF水谷は顔をほころばせた。 追う展開が長く続いても、焦りはなかった。キックの精度が高い東海大翔洋に隙を突かれて得点され、0―1で後半を迎えた。21分、MF森下が中央から得意のミドルシュートを放ち、勝負を振り出しに戻した。26分には途中出場のFW田中からクロスを受け、前線で待つMF水谷が飛び込んで決めた。 水谷はプリンスリーグで今季2得点にとどまっていたが、「大事なときに決められた」と自信につながった様子。青嶋監督も「攻守バランス良くできる選手だ」と評価する。 前回大会は準決勝敗退で終えた。指揮官は「一つでも多く試合ができるよう最善を尽くしたい」と気を引き締める。勝利を弾みに、鬼門突破に挑む。
静岡新聞社