「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」で注目のチュ・ジョンヒョク、日本語習得で苦戦したこと
「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」(2022)、「正直にお伝えします!?」(2024)などの韓国ドラマで人気を博したジョンヒョクだが、日本のドラマに出演するのは初めて。オファーを受けたときは「すごくワクワクしました」と笑顔を見せる。 というのも、子供のころから日本の映像作品が大好きで「いつか出たい」という思いがあった。「是枝裕和監督の『万引き家族』(2018)や『怪物』(2023)、(李相日監督の)『怒り』(2016)、(犬童一心監督の)『ジョゼと虎と魚たち』(2003)が大好きで、日本の作品に出るのが、僕のやりたいリストの1つでした」
実際に体験した日本のドラマは「すごく楽しかった」と笑顔を見せるジョンヒョク。土井監督について「とてもウイットに富んだ監督さんで、友達みたいに接してくれました。とてもリラックスした状態を作ってくださったのでやりやすかったです。日本に行ったときも、おいしいものをいっぱいご馳走してくださいましたし、監督の持つユーモアが僕は大好きでした」と非常に楽しく過ごせた撮影だったという。
劇中では、多部演じる都子と対峙するシーンが多かった。ジョンヒョクは「お互いの文化について教え合うことが多かったです」としっかりコミュニケーションを取りながらの撮影だったというと「共演者の方が皆さん、僕の日本語を褒めてくれるので、すごく嬉しくて現場ではちょっと浮かれてしまいました」と茶目っ気たっぷりに話していた。
作品全体の魅力について「何気ない日常の出来事が、すごく落ち着いた形で描かれています。大きな事件などはありませんが、それぞれ登場人物が抱えている葛藤などを丁寧に描いているので、ご覧になる方にしっかりと届くと思います」と語ったジョンヒョク。最後に「僕の日本語、楽しみにしていてください」とアピールしていた。(取材・文:磯部正和)