渋野日向子（2023年11月撮影）

＜米女子ゴルフツアー：クローガー・クイーンシティ選手権＞◇第2日◇20日◇米TPCリバーベンド（パー72） 【写真】インスタで見せた「しぶこスマイル」 　83位から出た渋野日向子（25＝サントリー）は4バーディー、1ボギーの69とスコアを伸ばし、通算2アンダー142で52位に順位を上げ、約2カ月ぶりに決勝ラウンド（R）に進出した。 　復調を証明するような終盤のプレーだった。予選落ちの危機が迫る中、15番ではバンカーショットからパーセーブ。ここで流れに乗ると、16番パー3では約10メートルのバーディーパットをねじこむ。18番パー5も、しっかりとバーディーを奪って、スコアを3つ伸ばして、決勝Rに進んだ。 　「果敢に攻められていた。14、15番のパーセーブが大きかった」 　先月の今季メジャー最終戦AIG全英女子オープン以来、今大会は約1カ月ぶりのツアー出場。同オープンの前哨戦で股関節、臀部（でんぶ）などの痛みを発症して棄権。同オープンも予選落ちしただけに、状態の回復ぶりも注目された。この日の平均飛距離は287ヤード、パーオン率も83・3％と、復調ぶりは数字にも表れている。 　コンディション不良の影響もあり、決勝R進出は7月27日のCPKC女子オープン以来、約2カ月ぶり。「もっとスコアを伸ばしたかった。もっとよくできたと思っている。残り2日、攻めのプレーで頑張りたい」。しぶこスマイルも戻ってきた。