川口ゆかりの「ふたり暮らしのおしゃれレシピ」お花見を120%楽しむコツ
新米花嫁さんにおすすめの手巻き寿司
肌寒い日は無理をせず、自宅でお花見気分を楽しむのもひとつのアイデアです。この日はわが家で手巻き寿司パーティ。食材を切って並べただけなのにごちそう感が出るから、手巻き寿司って便利ですよね。 お刺身ならきっと黒いお皿が締まるなとか、マグロやタコといった赤い食材を一カ所にまとめず、ランダムに散らした方がバランスがいいだろうとか、そういったことを考えながら設えていきます。納豆やしらすなどまとまりづらい食材は、小皿に盛り付けて、高さを出すのもコツ。
お花見の定番、稲荷寿司をどう盛り付ける?
お重に詰めても見栄えしますが、ひとり分ずつうつわに盛り付けるとスペシャル感が増します。ちょうどいいサイズのうつわがない場合は、輪島塗りのお椀の蓋を裏返して、小皿として代用することも。朱色が引き立って、いつもの稲荷寿司もよそ行き顔に。
少しずつたくさん味わえるお花見御膳
和洋折衷が好きなので、ホームパーティではいろいろなうつわをミックスしています。たとえば、一枚のプレート皿におかずを少しずつ並べるのではなく、そば猪口や豆皿で小さくまとめる。それらを最後にカゴのなかに収めることで、彩り鮮やかなお花見御膳が出来上がり。クロスやうつわをすべて黒で統一して、お料理を引き立てます。桜を思わせるピンクのドリンクで、目でも舌でも春の喜びを感じて。
今年はうららかな春の日差しを浴びながら桜の木の下で、それとも自宅でゆっくりと。はてまた、知る人ぞ知るスポットで。お好みのスタイルで日本の春と桜を満喫しましょう。いまから桜の開花が楽しみですね。
Text:川口ゆかり